先週の金曜日は為替相場が極端に動かなくなった。値幅が小さくなったのだ。高値と安値の差額を一日のレンジとすれば、ここ1か月の平均ではドル円は96ポイント動いている。それが金曜日は60ポイントほどだ。マーケットの短期のボラティリティが下がっているのは事実だが、それだけマーケットが安定してきたということかもしれない。
確かにこれだけ乱高下していた米国株や欧州株なども、だいぶ値を戻してきて安心感が出てきている。ユーロドルも同じで平均115ポイントほども動いていたのに、金曜日は60ポイントほどだけ。これに続いて週明けの月曜日はどうなるのかが注目された。
月曜日のアジア時間ではドル円もユーロドルも20ポイントほどの小動きでとどまった。アジア株も小さい値動き。そして欧州序盤では、ドル円は108円ちょうどアラウンド。そしてユーロドルは1.27ちょうどをはさんでのスタートだった。欧州は夏時間が終了。ちょっと値動きが鈍く見えて仕方がない。
とりあえず朝から軟調に見えるドル円を売ってみた。108.01で。ちょうど欧州株も重い足取りだ。リスク回避の動きも期待される。朝の民間テレビを見ていたら、早朝のドル円は108.35とか出ていて、前日の高値を上抜けして始まったのかと思ったが、自分の持っているチャートで見る限り、高値は107.20くらいだ。まあ手元にあるほうを信じよう。ストップ注文を20ポイントアゲインストの108.21で置いておいた。
ドイツのIFO指数が悪くて、やはりドイツは景況感が悪かったのかということになった。欧州株は下げ幅を拡大し、それにつれてドル円も下落。しかし107.75あたりまでだけだった。いちおう金曜日の安値を下回ってきたのだが、その後は差し込まなくて、107.80台でウロウロしている。次のイベントは米国株のオープンか、住宅予約まで何もない。いったんはポジションはクローズすることにした。
住宅予約件数は予想よりも悪かったが、マーケットにはダイナミックな影響はなし。若干のドル安が進んだが、それでも一日の値幅は小さいものにおさまった。ブルンブルンと震える相場展開はやはり終わってしまったのだろうか~。今晩は住宅価格と景況感が出る。FOMCの発表を明日に控えているし、まあマーケットが動くのもこの時間帯の前後までだろう。
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