ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

追加緩和の見送りでユーロ乱高下、
またリスクフルで迎える雇用統計!

2014年12月05日(金)15:31公開 (2014年12月05日(金)15:31更新)
持田有紀子

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

 昨日のアジア時間ではドル円は高値張り付きで、119.75から119.95の間での、実に狭いレンジ内での取引が続いた。それだけ上サイドを試したがっているのだろう。しかしここから買っていくわけにはいかない。同じ買うならば、120円ちょうどがビッドになってからでもよいだろうと考えるからだ。上がると思っていても、動きの少ないなかで、わざわざ誰よりも高いところでロングにするには分が悪過ぎるというものだ。

 欧州序盤ではますます動かなくなってきた。それもそのはずで、ECB(欧州中銀)のアクション待ちなのである。ドラギ総裁はやる気満々な発言をしているが、追加緩和はありうるのか。しかもそれが明快な形としてである。具体的には国債購入に踏み切れるのか、ということ。

 量的緩和の手段として国債を買うならば、第一はドイツ国債を買わないと効果は見込めない。しかしそれはドイツのファンディングをたすけることになるのでは、という懐疑論が浮上してくるのは当然だ。それを決行できるほど、EU内での財務の統合はなされていないようにも見える。

 ECBの結果はかなり失望ものであった。第一に即座に追加緩和をしなかったこと。次に手段としての国債購入については何の言及もなかったこと。そして何より、ECBがこれから刺激策として追加緩和をしようとしているのに、2016年までのインフレ見通しを切り下げたことだ。これでは緩和措置なんて効かないといっているようなものだからだ。

 ファーストアクションではユーロドルは1.22台に突っ込んだ。これはそもそもマーケットの行きたがっていた方向だから、突っ込んだだけであろう。したがってほんの数秒で切り返した。切り返して1.23台に戻してきてからの値動きで、これから数時間の趨勢が決まるものと思われた。私は相場の画面に張りついていたが、逐一、ドラギ総裁が何をしゃべっているのかはわからない。中身ががっかりものなのか、次への期待を駆り立てるものなのかは、値動きで判断するしかない。

 ユーロドルは1.2350を超えてきたので、ようやく失望であったのだろうと察しがついた。後はユーロドルの買い場探しである。いくらんでも半年かけてここまで下げてきたのだから、ちょっとくらいは押し目があるだろう。押したら、そのまま押し込まれてしまうのではないかと怖くもなるが、そこは思い切りよく買っていこうと思った。

 なんとかうまい具合に1.2340で拾うことができて、30ポイントほども難なく取れた。値段がひじょうに軽くなっていた。ちょっとのシコリでも放置したら、あっという間に巨額ロスにつながる恐れもある。気をつけねばならないことだ。 ユーロドルがポジション調整で下がる局面では、つまりドルの買い戻しの出た場面で、ドル円も買われて、ついに120円台に乗せてきた。

 心理的な節目を超えてきたという意味では大きいが、値幅は依然としてして小さい。そのうえ、一回目の上値トライでは失敗している。2回目の上値トライでは120.25まで上げたが、その後に1円近くも下落を喫している。かなり無理な上値追いと、必要以上にたまってしまったロングポジションの解消が急がれたのだろう。

 今晩は雇用統計である。予想では就業者数は23万人の増加となっている。かなり楽観的な見方がコンセンサスになっている。これでは悪いほうの結果に敏感にならざるをえないだろう。私も時間的にぎりぎりまで引きつけるが、どちらかで勝負するならばリスク回避の方向、つまりドル円かユーロ円をショートにしてみたいものだと考えている。

日本時間 15時15分
 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

100万口座達成!

GMOクリック証券[FXネオ]

最短即日取引可能なGMOクリック証券!

link

使いやすい取引環境の【LIGHT FX】

トレイダーズ証券[LIGHT FX]

ザイFX!限定で3000円がもらえるおトクな口座開設キャンペーン実施中!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トルコリラスワップポイントランキング 経済指標速報記事 キャンペーンおすすめ10
トルコリラスワップポイントランキング 経済指標速報記事 キャンペーンおすすめ10
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る