昨日はアジア時間に117.50をも割り込んできたドル円だったが、同時に下がっていた日経平均株価が17000円の大台を割り込まなかったことで底打ち感も出てきて、マーケットはすぐに反発に転じた。そしてドル円は118円台に戻してきての、欧州序盤となった。ドル円は私も結構、ブルになりつつあったのだが、さすがに上値追いまではしたくはない。
そこで117円台で押したところを買おうと思って構えていたのだが、結局はその後もドル円は上がりっぱなしだった。私は友達と夕食を共にしていたので、夜の22時くらいまでは相場に張り付きになれない。追いかけかねればいけない相場展開の時はあきらめるしかない。
ニューヨーク勢の参入するころになって、ようやく私も帰宅。ドル円は118.80くらいまで高値をつけていた。そしてその後の押し目がちょうど目の前でやっている118.40あたり。夕方まで117円台を待っていて来なかったのだから、そんなにディップはないだろう。そう考えてとりあえずドル円を買ってみた。すぐに反発しだしたので118.52でしか買えなかった。
アメリカの経済指標が出て、小売売上高が期待されていたように良い結果となった。しかしドル円の上昇は20ポイントほど。利食い売りオーダーもたくさんあるのか、もなんとなく上げをモジモジしている感じだ。私もまた入ればいいやという感じで、118.64で利食い。
その後は利食い一巡ということなのか、急速に値が軽くなって米国株が始まるころには119円台に乗せてきた。米国株も急伸して始まったので、リスク許容度の大幅な増大が伴ったからであった。119円台に乗せてきた以降は、私はトレードしないで、寝てしまった。
夜中は原油価格が60ドルの大台が割れてきたことが、大きな材料になったようだ。それによってリスク回避の行動が強まって、米国株も上昇分をすべて吐き出した。またその過程でドル円も118円台の中盤まで下落。およそ1年幅の下落を演じたことになる。ニューヨーククローズまではリスク回避が続いて、ドル円も米国株も下げているステージのいちばん安いところで終了した。
しかし早朝のアジアセッションからは日本人の買いが炸裂。政治的な買いだと思われるが、日本株だけが逆行高となって、それがリスクテークを促してドル円は119円台に値を戻してきた。衆院選を控えての、公的部門からの買いなのかとも勘ぐりたくなる。
無理な買い上げは、他の金融商品間での相関性をともなっていない。それは時間の経過とともに剥げてくることが多いので、海外市場でのリスクオフの動きに要注意だ。特に昨晩、話題にのぼった原油価格の動向には目を離すことができない。
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