■米ドル/円は75日移動平均線を割り込むかどうかがポイント
グローバルな通貨安戦争の相対として、一気に通貨高を受け入れていた米ドル、つまり米国ですが、ここにきて、さらなる米ドル高を警戒するコメントが続くようだと、米ドル/円もいったんの調整を警戒する必要がありそうです。
テクニカル面に目を向けると、米ドル/円は昨年(2014年)の夏頃から、75日移動平均線に支えられて上昇しており、本日(2月19日)の75日移動平均線が位置するところは、118.42円。
このレベルを日足ベースで明確に割り込むかどうかがひとつのポイントです。
(出所:米国FXCM)
■日経平均が上値を伸ばせるかもポイント
今後、日経平均がさらに上値を伸ばせるかどうかもポイントのひとつ。
日経平均が1万8300円を超えて続伸するようなら、米ドル/円は117~120円のレンジに、日経平均が頭打ちとなってしまうようだと、レンジ下限が115円まで下がり、さらに115円を割り込んでしまう可能性もゼロではないかもしれません。
(出所:米国FXCM)
昨年(2014年)の日銀のバズーカ2から、順調に上昇を続けてきた、日経平均と米ドル/円ですが、今後の動向を見極める上で、米国当局のコメントに注目です。
【参考記事】
●「黒田バズーカ2」が炸裂! 米ドル/円は短期でも中期でも買い! サポートは110円(2014年11月4日、西原宏一&松崎美子)
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