先週の金曜日は、ユーロドルがなんとかかろうじて1.12台をキープしているという状態でアジア時間を終えた。これだけやってユーロの買い戻しも見られないのだから、やはり下攻めが妥当かとも思われる。
しかし前日の安値が1.1184なので、ここから売り込んでいくくらいならば、もう20ポイントも待ってから、きっちりと下値ブレークしてから売ってもいいのではないかとも思う。だから目の前でできることといえば、とりあえず買ってロングにしてみること。そしてそれを1.1183で売りのストップ注文を2倍置いて、ショート転するしかなさそうだ。
そういうわけで私はユーロドルのスケベロングを作って攻めることにした。このまま上がってくれれば、自分のビューとは違うが、まあそれはそれでもよしだ。仮に下がったら、気持ちよくド転ショートとなる(笑)。
欧州時間ではユーロドルは少なからず堅調だった。1.1230をも超えてきた。ドイツ議会がギリシャ支援プログラムを承認したのも効いているようだ。しかしここからの伸びに勢いがない。前日にゴソッと落ちた後でもあるだけに、1.12台のミドルにはかなりの逃げのオファーも出てきているようだ。
ユーロドルは1.1245あたりまで上がってきたが、7ポイントでトレイル中の私のポジションは、あっという間に1.1238でポジションカットさせられた。そして再び1.12台割れへと向かっていく。
今度は下攻めが気にかかる。ユーロロングはなくなったので、もうド転する必要はない。通常のストップ注文で対応だ。アジア時間ではあれだけ1.11台を嫌っているかのように見えたのに、あっさりと前日の安値をも割り込んできた。私のストップ注文もダンになって、ようやくショートに。しかしこれは10分も持たなかった。
シカゴの景況感が大いに悪かったのもあったのだろうが、突っ込み過ぎのショートカバーを誘ったようだ。私ももちろんショートカバーに走る。1.1191で買い戻すのがやっとだった。ニューヨーク時間の午後からはユーロドルはまたまた垂れてきた。ドル円も高いので、結果的にはドル高でニューヨーククローズを迎えたことになる。
さて今日からは3月相場。例年のようにパターン的には円高が心配される季節である。日本企業の決算期末を迎えて、利の乗った株の売却によってリスク回避が進むかもしれないし、単純に海外からのリパトリも起こりうる。まあパターン通りにはいくものではないが、少なからず気には留めておいて損はないだろう。
日本時間 15時10分
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