先週末はアメリカの雇用統計に注目が集まった。アジア時間と欧州時間では、為替相場にそれほども大きな動きはなかった。ドル円はいつ見ても、119.65-70といった感じだ。ユーロドルも1.08台まで上がってきたものの、ここからどちらに行きたがっているのか鮮明ではない。しかも欧州のほとんどの国が休みなので、ますます様子見の姿勢が強まった。
値動きに変化が見られない以上、私も手が出ない。昼間から考えていたように、ほんの小さなポジションだけドルショートで構えて持っておきたい。アゲインストに持っていかれても、一撃で損切りしないである程度の値幅まで耐えられるようなポジションを。欧州時間は動かないものだから、発表直前でドル円でも売ってみることにした。119.63で売ったが、ポジションが小さいため、50ポイントの損切りと100ポイントの利食いで臨む。
雇用統計の結果は、水曜日に発表されたADP指数でも示されたように悪いものとなった。就業者数が20万人台を割り込んでいたというのは、仮に特殊要因があったにしても、雇用環境を気にしすぎるFRB当局者の驚きを誘わずにはいられないだろう。これで完全に6月利上げはなくなった感じだ。最悪の場合、年内の利上げもなくなったという見方も浮上する。
マーケットは急速にリスク回避に向かった。そもそも直前まで気楽にリスクテークでポジションを傾けていたこともあって、その反動は大きいものがあった。しかもイースターのため米国株の現物は休みで、グローベックスは半日営業で早くクローズする。そのためポジション整理が急がれたこともあって、米国株は急落。ドル金利も急速に低下したので、ドル売りの背中を押した格好でもあった。
ドル円は118円台に突入し、ユーロドルはまた1.10台まで乗せてきた。しかしドル円については、私の利食いポイントである118.63には届かない。ドル円の安値は118.72まで。なんとか118円台は維持しているものの、先に株や債券がクローズしてしまってからは、もう動きようもない。私はテレビを見ながら夜中の3時くらいまでは付き合ったが、さすがにもう動かないだろうということで、118.96でドル円を買い戻した。
さて今週は雇用統計の悪かったのを、どのように受け止めるのかがマーケットの焦点になるであろう。先週の金曜日と今週の月曜日はまだイースター休みのプレーヤーが多いので動向が判然としない。
火曜日からの動きにその消化具合を求めたいが、ドルの安値方向の突込みには積極的にかかわっていきたい感じだ。ドル円の3月安値の118.32や、ユーロドルの1.04台からの最大戻しである1.1051はたいへん意識されるところである。
日本時間 15時30分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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