昨日は欧州序盤でユーロが急落。ついに1.11台を割り込んできて、1.10台に突入した。これは前日にもユーロドルが大幅安を演じていたので、その流れからは自然のことである。ただマーケットはさらなる下攻めのきっかけを欲していただけであろう。ECBがギリシャからの担保のヘアカット部分を増大させるという観測報道がそれだった。
ユーロドルを売りたくてたまらないと感じて、ユーロの売り場探しをしていた人々には、格好の材料を与えたことになる。出てきたニュースといっても、いつも言われていることであり、何の目新しさもない。相場が動かなければ、想定の範囲内ということで済まされる問題であった。
しかし1.10台は要注意だ。今年になってユーロドルが下げ足を速めて、1.04台まで安値をつけた。ここからなかなか戻さなくて、3月下旬に1.1051まで戻すのがやっとだという展開が続いた。1.1051が上値のメドとされて、しばらくは1.05台から1.10台のレンジ相場となって、その間を何度も行ったり来たりしていたのが長く続いた。それが先月末のアメリカのGDP発表で上抜け。今度は1.1051が安値のメドとなってしまい、何度下押ししても割り込まないようになってしまった。
つまり1.1051がネックラインとしてワークしているというわけだ。だから現状では上サイドにいるわけだから、1.1051が強力なサポートとしてふるまうことになる。だから勢いよく下がってきたからといって、1.10台は売り込んでいくわけにはいかないのだ。これがテクニカル面からの要請である。
テクニカルを活用してトレードをする場合、できることといったら1.10台で買ってみる。もちろんナンピンも考慮してよいだろう。どこまでが安値になるかが事前にはわからないからだ。そして1.1050から下ではポジションをすべてカットするのだ。テクニカル分析は相場の引っかかりどころを救命士はするが、そこで止まるかどうかは保証しない。だから安いところで買えたからといって必ず儲かるというわけではない。
しかしここ直近の1.10台への下値攻めでは2回もこの作戦が当たっている。3回目も儲かるという保証はないが、ここであえてやらない理由は見当たらない。材料としては、とてもユーロを買っていける状態ではないのは明らかだ。しかしここはテクニカル的に、という理由で取り組むしかないだろう。
そういうわけでスモールずつのユーロ買いを1.1085と1.1065でビッドした。そして1.1050で全部ロスカット。機械的に取り組むだけなので、自分もそこから都合よく相場が反転するとは考えていない。ユーロドルは1.1062までさがったので、買い注文は全部ダン。その後、早急に1.11台まで反発したので、損切りラインからは遠のいた。そもそも自分もユーロベアなのだから1.11台まで戻れば、ホクホクである。いったんは利食いで売った。また下がったら買いなおそう。
夜中にもう一度、1.1070あたりまで突っ込んだが、このときは1.1085でだけでしか買えなかった。この分は早朝に利食いした。今日も同じ展開が続くものと思われるが、作戦は変えないつもりだ。1.1050が割り込むまでは現状のパターンが続くものだと思って貫徹するだけである。
日本時間 15時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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