金曜日は欧州序盤でユーロドルは1.11台の中盤。ここ最近の安値のメドである1.1050からの反発が意識される展開で始まった。ここから上がっていくならば、再び1.14台くらいまで上がってしまってもおかしくはないというのがテクニカル面からの要請だ。
つまり1.10台にまで下がってきたら、そこではとりあえず買ってみてロングにする。そして1.1050割れでカットという作戦には変わりがないということだ。まあ、肝心のポイントをブレークしてもいないのだから、テクニカルの解釈が変わるわけもない。
一方でドル円。前日に121円台まで上がった後は、達成感からかちょっと利食い売りに押されているような形だ。こちらは需給的に上値サイドにしこりを残している感じ。クリアに121円台に乗せてこないと、次は買っていけない。押し目買いも危険だろう。下値押しするようなことがあったら、むしろ投げ売りが誘発される可能性が高いからだ。
ドイツのIFO指数が出て、その景況感は事前の予想よりも良かった。それでユーロドルは上昇。1.12台にタッチ。こうなると上値追いしていかないといけないのかなと思わせてしまう。私も1.10台までの押し目待ちではなくて、なんとか30ポイントでも押し目があったら、そこを拾っていかないといけないのかなと考え直した。でもユーロドルの上値攻めは目先おさまった感があるので、無理して今から買い進めなくてもいいだろう。アメリカの経済指標まで待つことにした。
アメリカのCPIを契機にドル高が進んだ。そしてユーロドルは1.10台に突入。5回目のトライだということで、私はスモールずつの買い注文を1.1085と1.1065で出した。しかしついに1.1050を割り込んできた。私も投げ売りをさせられた。そこでもう考える間もなくトレンドフォローに変更。1.1044から売りこんでいった。
トレンドフォローの場合どこで反転と見なすかだが、最近は1日でユーロドルは140-150ポイント動いているので、11ポイント程度だろう。そしてフェイバーな方向に進んだ場合は、その進んだ分だけ損切りのレベルも近づけて、トレイリングで利益を追求するのだ。どこまで進むかはわからないので、画面に張り付きである。
最初のステージでは安値が1.1031までを確認した。だから自分の損切りラインは1.1043まで下がってきている。そして実際にそこまで戻ったので、そこで買い戻し。結果としては1ポイントしか取れなかったことになる。でも反転タイミングは事前にわからないので、実際に相場が進んだところを目で見ての繰り返しで何度か挑んだ。最後のユーロドルショートのゲットアウトは、ニューヨークの株式市場がスタートした少し後で1.1014だった。集中していた分疲れた~。そしてもう相場は見ないで寝ることにした。
さて本日は米英が休み。1年の中でもクリスマスについで市場参加者が少なくなる日のひとつだ。為替相場ではドル円やユーロドルがドル高の方向で攻めているが、あまりついていきたくはない。今日は十分に休んで、体力と気力を温存したい。
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