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ポール・サイ
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ユーロドル吹き上がって1.11台回復、
重要イベントを控えドル戻り売り態勢で

2015年06月03日(水)15:12公開 (2015年06月03日(水)15:12更新)
持田有紀子

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 昨日は昼間にドル円が125円台に突っかけたが、すぐにオフトップ。やはりキリがいいレベルでもあったので、オプションからのヘッジ売りのフローがたまっていたのだろう。プレーンなオプションであるならば段階的にヘッジ売りが出てくるものだが、急激に売り玉が膨らむというのはそこにデジタル系のオプションのトリガーが存在したのだろう。

 そうしたオプションではトリガーポイントに達すると急速に大きなポジションが出てくる。特に買い手のほうから見れば、フェイバーなポジションが巨大に出現することになる。それを一撃で売り処分しなくてはいけなくなるという理屈だ。

 そうして125円ちょうど近辺には大きなシコリを残すことになって、欧州序盤を迎えた。すでにドル円は124円台のミドルまで沈んでいる。ついさっきに125円台を目撃した身としては、ちょっとここから出は売りづらいところだ。ちょっとでも戻しを狙いたい。

 ドル円は124.50も割れてきているので、追いかけても売るべきところだったのだが、124.70でオファーすることにした。ここのステージでもしも売れなかったら124.30割れででも売りこんでいこう。つまりポジションメークをOCO注文でやっているようなものだ。

 なんとか124.70で売れた。しかしこの多少の戻し場では124.80を超えてもきたので、ちょっとヒヤリとした。実際にここまで戻ってくるとは思わなかったからだ。ここまで戻ってしまえば、再び昼間の高値を一でも狙える位置に付けたようなものだからだ。

 ユーロドルは1.10台を目指して堅調な動きだったのが、ドルショートの支えのひとつでもあった。ギリシャ問題で進展が見えたようで、債権者との合意も近いということだった。

 ニューヨークオープン時に爆弾騒ぎがあった。それで急速にドル売りが進んだ。ユーロドルは1.10台のミドルまで進んで、さらには1.11台まで乗せてきたりもした。それに比べるとドル円の下げは鈍く見えた。

 まあ自分がポジションを持っているからだろう。フェイバーに進んでも歩みが遅く見えてしようがない。時間をかけて124円台の前半まで下攻めしたが、124円ちょうど割れがダメだとわかると急速に反発しだした。私もこの局面で124.28で買い戻しさせられた。

 ユーロドルは1.1194まで上げて、すぐに押し込まれたが、これは爆弾騒ぎが報道で否定されたからだ。しかし1.11台はキープ。ドル売りの流れは変わることなく、ニューヨーククローズを迎えることとなった。

 今晩はたくさんの経済指標は出る。また週末に雇用統計を控えてもいるので、ADPの民間調査には特に神経質となるだろう。それよりも昨日のユーロドルの上げ幅が300ポイント近くもあったことで、その後の処理はどれくらいマーケットに影響を与えるのかが気にかかる。ドル売りバイアスは依然として強そうだ。ドル円も戻しは限定的だと考えて、売り場探しで臨みたい。

日本時間 15時10分
 

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