週明けの昨日のアジア時間ではリスクテークが先行した。雇用統計の出た後にドル高も進んで、株価も上昇。とくに日経先物は金曜日のニューヨーククローズでは高値引けしていたので、月曜日も高値追いの展開になるだろうということはテクニカル面からの要請でもあった。そして朝の段階からドル円も金曜日の高値であった123.26を上回ってきた。東京時間ではリスクテークの材料に不足はしなかったわけだ。
ドル円は20ポイントほどの値幅しかなかったが、アジア時間を通じても堅調は堅調そのもの。123円台を割り込むことはなかった。そして欧州序盤には少しだけジャンプ。123.60まで高値を拡げた。しかしユーロドルのほうはじりじりと上がっている、つまりドル安が進んでいたので、ドル円での単独の上昇には歯止めがかかった格好。
私もドル円を123.50を超えてきてから買っていかないといけないと思っていたのだが、ユーロドルの下げが鈍かったので思いとどまった。ドル円の上値近辺での挙動に注意しながら、遅くなったニューヨークオープンを待つ。特に経済指標はない。
欧州株はやや利食い売りモードに入っており、アジア時間のようなフルにリスクテークではなくなった。米国債はさらに下がってきており、完全に12月利上げを織り込もうとしている。金利上昇は企業コストの増大である。はたしてこれが米国株の現在のレベルを維持できるのかどうか。
米国株は反落して始まった。これでちょっと安心してドル円ショートにできる。しかしもう夜も遅いので、早々にOCO注文を出して寝たいところだ。123.38で売りこんで、それまでの高値である123.60に損切りを当てることにした。すなわち123.65で損切りの、122.85で利食いのセットだ。
朝になって画面を見ても、どちらもできていなかった。朝の水準で123.11で買い戻してポジションをいったんはクローズした。そして海外市場とは違い、東京市場では相変わらず日本勢の株買いの意欲は衰えずリスクテークとなり、ドル円は再び123.20台まで戻してきている。
さて今晩も経済イベントが少ない。したがってドル円もユーロドルも昨日のレンジ内に留まろうとする力のほうが大きくなりそうだ。ドル円は123.00から123.50がコアレンジか。そこでレンジの端っこで逆張りで入るのがよさそうだ。
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