先週の金曜日は、為替相場に大きな変動はなかった。ドル円も122円台に沈んだままで、狭いレンジ。夕方にドラギ総裁が12月の追加緩和の可能性を強調したことで、ユーロ売りが目立った程度。だからと言って大きくユーロドルが値崩れしたわけではない。
しかし週足で見てもユーロドルは安値引けに近い形となった。今週からのさらなるユーロドルの下げが期待されるところだ。ファンダメンタルズ的に見ても、ドルは12月利上げが確実視されているし、ユーロ金利の先安観は強まっている。ユーロドルが1.05台に突入したら、その後は今年の最安値である1.04台まで差し込み切れるのか。それが今週の注目点となるだろう。
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