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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドル円久しぶりの118円台まで下落、
リスク動向を注視して追随か

2016年01月05日(火)13:28公開 (2016年01月05日(火)13:28更新)
持田有紀子

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 昨日は年初めの取引日だった。そして東京市場がスタートだった。通常ならば新年相場は2日から始まるのだが、土日に重なったからだ。そして週末に出てきた大きなニュースが、中東情勢の悪化であった。サウジアラビアがイランとの国交を断絶したという。

 以前から死刑に関してもめていたことではあったが、絶交するまでに至るとは想定外だった。アメリカを挟んで微妙な時期でもあったからだ。年末最後の取引日であった31日にも大きくリスクオフとなっている。年明けの動きが心配された。

 しかし朝から東京勢はリスクテークで動いた。ドル円も120円台を割り込んで始まってもよさそうなものだったが、120円台の前半で値を保っていた。日経先物もグローベックスでの米国株も、大きく反発していたからだ。まったく中東情勢を気に賭けていない様子。

 中東情勢が原油相場を若干だけ押し上げることになっているので、それでリスクテークすべきだと勘違いしたものか。ともかくもリスク回避の方向にポジションを張ろうとしていた私としては拍子抜け。何をする気にもなれなかった。

 しかし11時前に発表された中国の景況指数が悪化していたことは、マーケットを直撃した。日本株もようやく前日比でマイナス転。しかしそれでも下げ幅はまだまだ生ぬるい。私もようやくドル円でも売ってみようかと思った。

 ちょうどドル円が120円ちょうどを割り込んできたので、それとタイミングを合わせた。119.94で売りこんで、あとは120.05で買い戻しのストップ注文を出して様子を見る。120円台を回復するくらいならば、もっとショートカバーが続くだろうという見込み。

 ドル円はお昼までに119.65あたりまで差し込んだが、スピードはなかった。肝心の中国株がそれほども落ちていないからだろう。しかし14時過ぎにやっと中国株も下げ幅を拡大してきたので、日本株も下げが顕著になってきた。リスクオフの姿勢が強まり、ドル円も119.50を下回ってきた。私もストップロスを119.70まで落として、トレイリングスタイルで追随。

 中国株が値幅制限のルールを取り入れて以来、初めてのサーキットブレークが発動された。それでマーケット全体に不安が広がった。私はドル円を119.20で買い戻して利食いしたが、欧州序盤には118円台に突入。私はまた118.94でストップ的にショートメークした。走っている間は、ショートで攻めつけるしかない。

 それにしてもドル円の118円台というレベルは久しぶりなので、122円台や121円台でたまっていたロングの投げも出てきそうなものだ。しかしすぐに119円台を回復し、私も119.05で買い戻しさせられることなった。

 その後はまたドル円が118円台に沈んだりしたが、材料がリスク許容度の低下にあったので、ドル円よりもユーロ円の下落のほうがきつかったように見える。アメリカの経済指標も悪いものばかり並んだが、すでに株価は大きく下がってしまっているので、たいして悪材料とはとられなかった。

 かえってニューヨーク時間の午後からはまとまった買いも出てきて、リスク調整は一服した感じだ。それにともなってドル円も119円台まで完全に戻してきており、ユーロ円も底を打った形となっている。

 今晩も中東情勢と経済のスローダウンが注目材料となる。株価動向を注視しながら、ドル円やユーロ円を合わせ打っていくしかない。


日本時間 13時30分


 


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