昨日のアジア時間ではリスク回避が進んで、ドル円やユーロ円は重い足取りとなった。ドル円は119円台のミドルあたりまで押し込まれていたのだが、欧州勢の参入してくるころには120円台を触り始めた。外部環境が特に変わったわけでもない。
前日の株価急落や原油相場の下げの流れも、そのまま続いているのである。逆張りになるので怖いところもあったが、その分ポジション量を小さくすることで対処。ドル円が120円台をキープしづらいところで、私はドル円をショートに振っていった。
目指すは20ポイントである。あまり欲張らない。リスクオフのときは相場の動きが不安定になるので、不必要にポジションがしこったりする。それを避けるためだ。損切りの目安は半分の10ポイントだ。するとすぐに利食いすることができた。
ドル円は119.70を下回ってきても、ドル円ベアのスタンスは変わらずなので、次の売り場を探すことになった。利食いと同じところで売ったのでは意味がないので、相場が上がったところを売りこんでいくか、下がってきたフレッシュローを突っ込んでいくかである。つまりポジションメークもOCO注文になっているようなものだ。
ドル円は下げ止まらなかったので、119.50割れで売ることになった。しかしこれとても、うまい具合に119.28で買い戻すことができた。グローベックスでの米国株の動きがなくなったので、ニューヨーク時間まで待つことにした。
アメリカのADP指数は予想よりも良かった。しかしドル売りが優勢だ。このところ面白くない動きをしているユーロドルも底堅い動きを示している。ドル円は119円台の前半で安値張り付きをしているが、これで一段安して118円台に突入すると、完全に日銀のマイナス金利以前のレベルに全戻しすることになる。
なかなか信じられないことでもあるが、確かに日本株も2日連続の大きな下げで、日銀アクションの直前の水準まで押し込まれてしまっている。マーケットに金融緩和の効果を聞いてみたら、まったくそんなもの効き目がないよといっているようだ。
米国株の現物が始まると、なおいっそうのドル売りが出てきた。日本の長期金利が歴史的な低水準まで下がったことで、もう買うものは米国債しかないといった感じになって、米ドルの長期金利も急低下しているからだろう。ドル保有の魅力が薄まったからだ。ドル円は118円台に突入。
私は戻り高値を売ることはできず、結局、安値突っ込みばかりだ。118.94で売っていった。利食いと損切りのポイント数も変わらない。その後も何度かドル円をショート攻めしたが、最後に117円台で売ったところが捕まってしまった。最後は118円台まで戻したところで買い戻して終了。損切りがついたのを境に、もうトレードはやめにした。
ニューヨーク時間ではドル円は117円台の前半まで差し込んだ。ユーロドルも久しぶりの1.11台まで上がっている。その後は米国株の戻しなどもあって、ドルは買い戻されたが、それでも一日を通じてはドルが大きく下がったわけである。明日が雇用統計なので、今晩は基本的に様子見となるであろう。原油価格が30ドル割れでもしない限り、休んでいたいというのが市場参加者の偽らざる感想だろう。
日本時間 16時00分
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