金曜日の欧州序盤ではドル円は106円台の前半。ドル円がアジア時間で105円台ミドルをやっていたところからの反発のステージであった。前日に黒田総裁のインタビューが材料となって、円売り方向にポジションを傾けにくい状態になっている。
だからドル円の上昇過程ではなかなかフォローしていきづらい。そしてドル円は106円台の前半までは上がるのだが、そのあたりで頭を抑えられる。結局のところ、ドル円は106円台ちょうどを挟んだ展開が続くこととなった。
イベントが少なかったので、マーケットは動意薄のままで海外市場を終わった。夏休みモードにはいっているのか、米国株は一日の値幅が少ない日が続いている。それでも米国株は終値ベースでは連日のように歴史的な最高値を更新してくるのだから、その越の強さは驚くばかりだ。マーケット全体がリスクテークの方向に傾きやすいのもうなづける。
今日は材料が少ないのだが、閑散に売りなしの通りにドル円は小幅ながらも上昇。金曜日の高値を上抜けしてきている。マーケットのリスク許容度は増大し、形の上ではいよいよサマーラリーになっているという感じだ。
今週は週の後半にイベントが集まっている。水曜日にはFOMCがあり、金曜日には日銀の会合がある。しかしマーケットのコンセンサスとしては、どちらもノーアクションであることが想定されている。
しかしそれに至るまではいつものように緩和期待だけは高まって、リスクテークに向かいそうだ。問題は日銀の金利会合が終わった後の動きである。本格的にマーケットが動きだすのは金曜日の午後からか。
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