週末にテロの騒動がクローズアップされたが、週明けのマーケットではネガティブな反応は出なかった。ドル円は先週末と同じ水準である110円台のミドルで推移し、そのまま動意なく欧州市場入りとなった。
値幅もとても小さくて、ドル円は110.30あたりをサポートにして、上も下もやりたくはないと言った感じだった。110.20あたりまで下がったならば、先月の安値をブレークということで弾みもつきそうなものだが、そこまではアタックしない。
私としてもドル円で111.30から111.40レベルのお拾いをもくろんでいたのだが、それも満たされず。ポジションはまったく作る機会がなかった。また経済イベントも大きなものがなく、先週末の雇用統計の結果を消化しようにも、米国株も欧州株も実に狭い値幅の動きにとどまった。
動かない一日が終わって、今日になってようやくドル円は110.20を下回ってきた。それで日本株もやや下落。マーケットではややブルームード基調に変わりつつあるが、まだ値崩れしているというほどでもない。
それでもなかなか111円台まで戻しきれない状態が長く続くと、そのうちに原油相場や株価もリスク回避の流れに逆らえなくなるのではないかと見ている。
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