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日銀指値オペで金融政策の違い明確に!
投機筋の動き注意しつつ円売りで攻めたい

2017年07月11日(火)12:39公開 (2017年07月11日(火)12:39更新)
バカラ村

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■日銀指値オペで金融政策の方向性が明確に!

 7月6日(木)に、6月に開催されたECB(欧州中央銀行)理事会の議事要旨が公表されました。その内容を見ると、金融緩和策を見直す可能性について協議を行っていたことが判明しました。

 これを受けて、ドイツの長期金利はレンジの上限を越えて急騰し、ユーロ/米ドルは連れて1.14ドル台へ反発しました。

ドイツ長期金利(ドイツ10年債利回り) 日足
ドイツ長期金利(ドイツ10年債利回り) 日足

(出所:Bloomberg)

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足

 また、7月7日(金)には、日銀が指値オペの通知を行いました。これによって円安が進み、米ドル/円はその日の東京時間に一時、113.85円付近まで上昇する場面がありました。

米ドル/円 1時間足
米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

FRB(米連邦準備制度理事会)やECBの金融政策は正常化へ向かって進んでいますが、日銀だけは緩和策を継続していることになります。

【参考記事】
日銀は指値オペ実施で口先介入に成功!? ドル/円は目先115円台半ば、年末120円へ(7月10日、西原宏一&大橋ひろこ)

 6月27日(火)のドラギECB総裁の発言をきっかけに、米国やドイツなどの長期金利が上昇しており、「金融政策の方向性の違い」が市場のテーマとなっています。

【参考記事】
市場のテーマは欧州と英国の金融政策へ! 上抜けたユーロ/米ドルは押し目買い戦略(7月4日、バカラ村)

日本だけが緩和策を継続することになるため、円安が続く可能性が高そうです。

■ユーロはサポートとレジスタンスに挟まれたレンジか

 以下はユーロ/米ドルの日足チャートです。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足

(出所:Bloomberg)

 ユーロ/米ドルは6月27日(火)に1.11~1.13ドルのレンジを上方へブレイクし、29日(木)に1.1445ドル付近まで上がったあと、7月5日(水)に1.1311ドルまで下がりました。

 1.13ドルは以前のレジスタンスだったため、サポートとなりやすく、また、6月20日(火)安値1.1119ドルから29日(木)高値1.1445ドルまでの上昇幅の38.2%押しが1.1320ドル付近に位置していることもあり、それがサポートとなって下げ止まりました。

 この、1.1300~1.1320ドル付近で下げ止まっている間は、強さを維持していることになりますが、1.15ドルは心理的節目でもあり、長期のレジスタンスが1.16~1.17ドルにあるため、ここからの上昇も難しくなってきます。

【参考記事】
市場のテーマは欧州と英国の金融政策へ! 上抜けたユーロ/米ドルは押し目買い戦略(7月4日、バカラ村)

 今週(7月10日~)も1.13ドル付近では下げ止まると思われるので、1.13~1.15ドルのレンジ推移となりそうです。

■米ドル/円は上昇見込むが、簡単ではない壁が控える

 米ドル/円は日銀の指値オペ通知や、米長期金利の上昇もあり、7月10日(月)に114.29円まで上昇してきました。

【参考記事】
米ドル/円の6カ月サイクルは継続中! 上昇トレンドは不変! 中期的には120円へ(7月6日、西原宏一)

 円安は続くと思っているものの、その上に5月10日(水)の高値114.36円があることから上げ渋っています。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

 また、115.00~115.50円の水準は、2017年1月から3月にかけて何度も上値が抑えられた水準となるため、ここは簡単には越えられないと思われます。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足

(出所:Bloomberg)

■イエレン議長の議会証言、サプライズの可能性は低い!?

 今週(7月10日~)は、日本時間12日(水)23時から、米下院でイエレンFRB議長の議会証言があります。また、翌日13日(木)23時からは、上院でも議会証言が行われます。

 すでに、7月7日(金)にFRBの金融政策報告書が公表されているので、イエレンFRB議長の議会証言で相場が大きく動く可能性は低くなっていますが、質疑応答で予想外の内容が出てくる可能性もあるので、こちらに関しては気をつけるべきかと思います。

 注目すべき点は、バランスシートの縮小開始時期についてですが、市場では9月に開始されるとの予想が多くなっており、それ以外の時期になりそうだとの見通しが示されれば、相場への影響も大きくなります。

【参考記事】
米バランスシート縮小開始は9月が濃厚!? ユーロ中心の円キャリートレード戦略維持(7月6日、今井雅人)

 ただ、議会証言中に乱高下したとしても、FRBはすでにバランスシートの縮小開始や年内の利上げペース、また、インフレの鈍化が一時的になる見通しなどを公表しているので、基本的には大きな相場の動きにはならないのではないかと考えています。

■円売りで攻めてもいいが、ポジション動向には警戒

 IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向(7月4日時点)を見ると、投機筋の円の売り越しが7.5万枚まで積み上がっています

IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移

 10万枚くらいまで積み上がる余地はあると思いますが、7月7日(金)の日銀の指値オペ通知以降も円売りは増えていると思われるので、すでに、結構な水準まで売り越しが拡大しているのではないかと予想しています。

 季節的に8月は米ドル/円が下がりやすい時期になり、ポジションも円売りに偏ってきている状態になりつつあるので、リスク回避のような材料が出ると、ポジション調整の動きが予想されます

 今はまだ、円売りで攻めていいと考えていますが、この点には注意しておく必要があるかと思います。

【参考記事】
第二のトランプラリーはもう始まっている!? ユーロは買うのみ! 円安は追随するのみ!(7月7日、陳満咲杜)

 今週(7月10日~)はユーロ/米ドルが1.13~1.15ドルのレンジで推移し、米/ドル円にはまだ上昇余地があると考えているので、トレードはユーロ/円の買いを継続したいと思います。

ユーロ/円 日足
ユーロ/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足

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