今週は夏休みモード。だからマーケットも動きにくい。また材料もないので仕方がない。昨日の東京市場でもドル円やユーロ円は小動き。世の中を動かすとしたらトランプ氏の発言か、北朝鮮の動向しかないのだが、トランプ氏は夏休み中である。
欧州序盤ではドル円が重くなってきた。特に材料のなく、欧州株が若干ゆるいくらい。ドル円は110円台の前半まで差し込んだが、米国株は強烈にスタートしたのですぐにリスクテークに転じることとなった。ドル円は昼間の高値も突き抜けて110.80あたりまで急反発。
このところ連日で歴史的な高値を更新してきていたダウ平均と違って、S&P先物も最高値を超えてきた。これが市場のムードを良くしたようだ。私としては、今週は基本的に休みにしたいと考えている。目の前のにわかな動きではポジションを取るのを我慢する。ドル円も上がってはきたが、まだ同じ大台の110円台のままだ。手控えることにした。
ニューヨーク時間のランチタイム近辺で、。北朝鮮の地政学的リスクが高まった。ワシントンポストによると北朝鮮は小型核弾頭の搭載能力があるということだ。いずれはそうなるとわかってはいても、昨日は市場に材料がなかったことも手伝って、過敏に反応した。
リスク回避の動きが強まって、ドル円やユーロ円などリスクに対して弱いものが値を下げ、米国株も急速に上値追いをやめた。ドル円も再び110円台の前半まで押し込まれて、形の上では安値引けのような格好となっている。
そして今日になってリスクオフはさらに進んだ。ドル円は109円台に突っ込み、なかなか戻らない。日本株もずっと動かなかったのに、久しぶりに大幅安となっている。ドル円はここ最近の押し目は109.80あたりで何度も止められているので、目先の強力なサポートとなっている。
それが割れてくるとフレッシュゾーンである。もう一段安がありそうだ。私もさすがに参加したいので、夏休みを注視してフルウオッチ態勢を敷いている。
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