週末に北朝鮮が6回目の核実験を行ったので、週明けのマーケットではどのくらいリスク回避が進むかと思われたが、思ったほどのリスクオフにはならなかった。日本の上空を飛び越えた弾道ミサイルのときはJアラートがなったのもあってか、そのときはドル円はは109.30あたりまで安値を付けた。
だが昨日は109円台の前半まで。事の重要性に比べると、ぜんぜん押し込みが足りないとも言える。アメリカ勢が連休で不在だというのは理由にならないだろう。核実験をやりそうだとは言われていたことなので、想定の範囲内ということもあったのかもしれない。
昨日はアメリカが休み。そのためもあって海外市場ではマーケットはほとんど動かなかった。グローベックスはやっていたが、半日営業で終了。アジア時間に下げた米国株だったが、一段安はしないまま終わっている。
ドル円の109円台の中盤で小さな動きのみ。やはりアメリカ勢の多くが戻って来てからの正式の反応を見てみたいといったところだろうか。そして今日は早朝のセッションで日本人のリスクテークが入った。ドル円も上昇したが、110円台に戻すことはできず。
さっそく息切れしてきた。そしてランチタイム前にようやくドル円での投げ売りも軽く出てきた。109.30を割り込みはしたものの、まだまだ不発の状態だ。108円台に突入してこないと、なかなかストップロスを誘発していくという感じにはならないだろう。
連休明けのアメリカでは議会が再開する。懸案となっている予算審議などの見解がいろいろな方面から出てくることになる。第一関門のオバマケアの修正で失敗しているので、財源の手当てにはシビアさが漂っている。
ただの将来の成長を見込んでのバラマキ型の予算だと議会への上程すらも難しい。議会関係者の要人発言に注意を払うべきである。
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