先週の金曜日は、ドル円は122円台の前半から112円台の後半の動きとなった。大きく値崩れもしないが、上値もトライしない。短期的に両サイドにシコリができた格好となっている。
私もボックス圏の狭い値幅を想定して構えていたのだが、私の考えるレンジはもうちょっと広くて、上は113円台の前半まで、下は111円台もありうるとしたものだった。
どちらにも大きく振れないと思っているのだから、当然、逆張りで攻めるつもりだったが、結果的にはどちらも浅かったので、ポジションを作るには至らず。
週末にティラーソン国務長官が中国で、北朝鮮との交渉の窓口を模索中との発言をしたことで、マーケットは朝からリスクテーク気味となっている。先週末の終値レベルよりもドル円は若干、値上がりしており、前日の高値に迫った。
一方で日本の事情では総選挙に向かっての野党の構図もほぼ固まってきた。自民党と希望の党の保守系2大政党の一騎打ちになりそうだ。国政で残っている問題としては希望の党が何人の候補者を立てることができるのかと、都政の議会が終わる5日に果たして都知事が立候補するかどうかである。
今週は中国がまるまる休みだ。それゆえにアジア時間での市場の変動はかなり減りそうだ。海外事情としては週の後半の雇用関連の指標に向けて、様子見姿勢が強まらざるをえない。
米国株が歴史的な最高値に張り付いている状態で、このまま需給的に値が保てるかどうかがポイントとなる。やはり米議会からの予算に関する発言が、マーケットに影響を与えることになるだろう。
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