■シントラショックへの警戒感は?
今週(6月18日~)は、18日(月)~20日(水)の日程でECBフォーラムがあります。
サプライズはないと思いますが、昨年には「シントラショック」(※)もあったため、警戒感は出ています。
警戒感がある間は、市場参加者は動きにくい展開となりそうです。
(※編集部注:「シントラショック」とは、2017年にポルトガルのシントラで開催されたECBフォーラムで、ドラギECB総裁が大規模な債券買い入れや超低金利政策を微調整する可能性を示唆したことがタカ派な発言と受け取られ、為替市場でユーロが急騰した出来事)
【参考記事】
●ECBの利上げ期待剥落でユーロ急落! 米中貿易摩擦の激化は米ドル安要因に?(6月18日、西原宏一&大橋ひろこ)
■OPEC総会が終われば原油は上昇する可能性も
そして、6月22日(金)にはOPEC(石油輸出国機構)総会があります。
協調減産の緩和観測によって原油価格は下落していますが、OPEC総会が終われば、原油価格は上昇する可能性もあるのではないかと考えています。

(出所:Bloomberg)
■週前半に米ドル高あれば短期の米ドル売りが良いか
ユーロ/米ドルは、先週(6月11日~)のECB理事会やFOMCを受けて、今週(6月18日~)初めは上値の重い展開が続くと思います。1.1500~1.1700ドルでの推移となりそうですが、1.1500ドルを下抜けるようであれば、1.13ドル台を目指す動きとなりそうです。
トレードの方は、メルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」で配信していますが、先々週(6月4日~)からECB理事会の直前までは、ユーロ/米ドルを買い方向でトレードしていました。
しかし、ECB理事会の内容がハト派だったこと、先々週のタカ派な要人発言を材料に1.17~1.18ドル台で買った人が多かったと判断して、その後は売り方向でトレードしています。
昨日(6月18日)、すでに売りポジションの一部を手仕舞いしましたが、もし、今週(6月18日~)後半になっても下げ渋るようであれば、再度、買い方向が良いのではないかと考えています。
ただし、1.15ドルがサポートとして強い水準になっていますが、もしここを下抜けるようであれば、1.13ドル台を目指すのではないかと思います。

(出所:Bloomberg)
ファンダメンタルズ面では米ドル高と考えるべきですが、テクニカル的には節目に来ていることもあり、米ドル/円もユーロ/米ドルも、今週(6月18日~)は週前半に米ドル高となれば、週後半に短期売買として、米ドル売りを仕掛けてみるのも良いのではないかと考えています。
【注目情報】
・バカラ村さんはガチの天才です! メルマガトレードで2年連続50%増! 利益2000万円!(2021年02月16日/FX情報局)
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ロビンスカップ・ジャパンFX2017(Robbins World Trading Championship)優勝で高い実力を見せつけたカリスマ個人トレーダー・バカラ村氏。彼の相場予測&トレードが毎日配信される、有料メルマガ「バカラ村のFXトレード日報!(月額:5,060円(税込))」はザイFX!がお届けしている有料メルマガです。
「バカラ村のFXトレード日報!」では個人トレーダー目線で初心者にもわかりやすいタイムリーな為替予想をはじめ、実践的な売買アドバイスや相場分析などを、メルマガでご覧いただけます。
「バカラ村のFXトレード日報!」は、登録後10日間は無料解約可能なので、ぜひ一度体験していただき、みなさんのトレードの参考にしてみてください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)