昨日はドル円が111円台の中盤でまったく動かないまま、海外市場へシフトした。ドル円が下がらないのだからドル買い圧力が高いのはわかる。またユーロドルも小安く推移している。ドル円は112円台を目指す動きになっても仕方のないところだ。
外部環境を眺めてみても、ドル金利は高いままで、特に短期金利の市場レートは今年の最高レベルで張り付いたままだ。ユーロドルを売るか、ドル円を買うか、どちらにするかはアメリカの経済指標を見てからにしようと思った。
出る指標はPPIである。雇用が良いのだから、先週の雇用統計でも明らかになったように賃金の上昇圧力も高まっている。また最大の貿易相手国である中国に高い関税をかけているので、輸入インフレの芽も出てきつつある。
そういう背景でPPIが高い分には想定通りということで、ドル金利に先高感が強まってくるだろう。そうなるとドル保有の魅力の増大から、ドルの一段高が起こるかもしれない。それに乗じてドルを買ってみようと考えたのである。
しかし驚きだったのは、PPIがマイナスで出たことだ。PPIはインフレ指標の代表みたいなものである。FRBによる利上げのペースを正当化させているもののひとつが、しっかりとした物価上昇なのである。そこに水を差すような結果となったのである。
すぐさま為替相場では若干のドル安を招いた。はっきりと下げきらないのは、まだこの指標に対してどのように反応してよいのかマーケット自体が理解に苦しんだからであろう。私もドルを売っていくわけにもいかず、あまり動かなかったのも手伝って、結局はもうちょっと様子見することにした。
一方で肝心の金利相場は大きな動きを示さなかった。今回のPPIはそれほども深刻ではないということだ。ドル円も111円台の前半まで下がったものの、大台を割り込むことはなし。
さて今晩はBOEとECBの金利会合がある。政策金利に変更がないものとされているし、また新しいスタンスを示すことが期待されているわけでもない。だから注目度は薄くなっている。市場の関心はやはり貿易問題にあるといえよう。昨日も中国との新しい協議を始めると報道されたり、カナダとの交渉も月内にまとまりそうな雰囲気も醸しだしている。
ややリスクテーク気味のスタンスでマーケットに臨むのが基本となろうが、反対側の話しが出てきたら即座にポジションカットもしなくてはならない。コンセンサスとして楽観論が大勢を占めているので、反動は大きいものとなろう。むしろそちらにかけるほうが投資妙味は大きい。
日本時間 15時30分
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