ザイFX!ではこれまで、英国のEU(欧州連合)離脱(=ブレグジット)を控え、元為替ディーラーで英国在住の松崎美子さんに、混迷する英国の状況や英議会での実施が想定されるイベントなどについて、解説していただきました。
【参考記事】
●ブレグジットが12カ月間の「柔軟な延長」と なる確率75%!? 英ポンド高を予想するが…(4月10日、松崎美子)
●ブレグジット混迷で英議会は崩壊寸前!? メイ首相は条件付きで辞任表明するも…(4月1日、松崎美子)
●EU離脱案の採決中止! ますます混乱する英国で、メイ首相降ろしのクーデター勃発!?(3月25日、松崎美子)
●メイ首相最後の賭け! 3月19~20日も山場、21~22日も山場。混乱の英国から直送レポ!(3月18日、松崎美子)
4月10日(水)の臨時EUサミットで、6カ月間のブレグジットの再延期が認められました。これにより、ひとまず「合意なき離脱」は回避された格好ですが、英国内では混乱が続いていて、先行き不透明な状況に変わりはありません。
そこで今回も松崎美子さんに、現在のブレグジットに関する最新情報や今後の見通しについて、ご寄稿いただきました(ザイFX!編集部)。
■「6カ月間延長」で、新しい離脱日はハロウィン
4月10日(水)に実施された臨時EU(欧州連合)サミットでは、事前予想とは違い「6カ月間の延長」という結論となった。
【参考記事】
●ブレグジットが12カ月間の「柔軟な延長」となる確率75%!? 英ポンド高を予想するが…(4月10日、松崎美子)
ちょうど今年(2019年)のハロウィンにあたる10月31日(木)が、新しい英国の離脱日である。
■4月10日、臨時EUサミットからの発表内容
まず、臨時EUサミットからの発表内容をチェックしてみよう。
●臨時EUサミットでの決定
・英国の最終EU離脱日は2019年10月31日(木)
・ブレグジット案が英国議会で可決・批准されれば、これより早く離脱できる
・6月20日(木)~21日(金)のEUサミットで、途中経過をチェックする
・欧州議会選挙の前日(5月22日)までに、英議会がWA(Withdrawal Agreement、ブレグジット条件合意)を可決しない限り、英国は5月の欧州議会選挙に参加する。それができないのであれば、6月1日(土)に離脱する
・最終日まで、英国はEUの一員として扱われる
●どうして10月31日なのか?
偶然ハロウィンと同日であるが、この日を選んだ理由は、2つ挙げられていた。
1つ目は、EU27カ国のうち26カ国は、トゥスクEU大統領が提案した9~12カ月のflextension(※)の採用に賛成していたようだ。サミットの舞台裏では、ドイツとフランスの対立が目立ったと言われている。
(編集部注:「flextension」とは、「flexible(柔軟)」と「extension(延期)」を合わせた造語)
メルケル首相は、12月31日(火)までの延長を支持しており、フランスを除くすべての国もその意見に賛成。しかし、フランスのマクロン大統領が断固として反対にまわった結果、26対1で 長短延長の間をとって、10月31日(木)に落ち着いた模様。
2つ目は、ユンケル委員長の任期が10月末までとなっているため、それに揃えたという説である。
●英国での反応
10月という月は、英国では各党の年次党大会が行われる時期であり、最悪のタイミングとなった。ただし、こちらのメディアでは10月17日(木)~18日(金)に開催されるEUサミットで、英国は再々延長を申し出るというウワサも出ている。
●EUの本音
トゥスク大統領が、flextensionを提案し、最終期限を2020年3月31日(火)としたのには、理由がある。
それは、翌日の4月1日(水)より、EU中期予算案(2021-2027年度)の話し合いがスタートするため、英国には正式に離脱してほしいからである。
■6カ月の延長だけで、十分なのか?
最近の世論は大きく揺れている。極端な意見としては、お約束の3月29日(金)に離脱できなかったので、議会でこれ以上、ブレグジットに割く時間をなくし、国内問題に集中すべきであるという意見。
「ブレグジットに割く時間をなくす」とは、言い換えれば「残留」という意味になるので、離脱支持者は認める訳がないが、それくらい英国民はブレグジットに飽きているし、3月29日(金)までに決定できなかった議会に対し、不信感をつのらせている。
【参考記事】
●ブレグジット混迷で英議会は崩壊寸前!? メイ首相は条件付きで辞任表明するも…(4月1日、松崎美子)
それとは別に、6カ月では決定できず、また再々延長をするという意見も多い。国民投票からすでに3年近く経っているのに結論が出ていないことを考えれば、どうせまた6カ月はアッという間に過ぎてしまうに違いないという考えであろう。
これはあくまでも私の考えであるが、EUとしては英国議会に対する不信感もさることながら、5月の欧州議会選挙や、その後に続く各国の総選挙、10月末に引退するユンケル委員長と11月末に引退するトゥスク大統領の後任選びなどに専念したいため、長めの延長を提案したと思う。
そのため、マクロン大統領の反対さえなければ、来年(2020年)3月末までの延長は、双方にとって最高の選択だったのではないか?
●保守党/労働党との合意は、成立するか?
最大の問題は、「この6カ月で何かが変わるのか? 英国議会でブレグジット案の批准が完了するのか?」だ。
保守党と労働党との協議結果次第であるが、労働党が断固として譲らない「関税同盟の恒久的残留」について、最近、メイ首相は受け入れる姿勢を見せている。
メイ首相の態度の変化に、保守党ブレグジット支持議員の心は穏やかでない。ボリス・ジョンソンは当然として、今まで過激な発言を抑えていたリードソム院内総務や、離脱支持ではあるが、メイ首相のブレグジット案に賛成票を投じていたフォックス貿易相が怒りを露にしている。
写真は元外相のボリス・ジョンソン議員。関税同盟の恒久的残留をメイ首相が受け入れる姿勢を見せていることに対し、ボリス・ジョンソン議員をはじめ保守党議員の心は穏やかではないという (C)Justin Sullivan/Getty Images
特にフォックス貿易相は、1922年委員会のブレィディ議長に対し、4ページに渡る書簡を手渡しており、そこでは「もし保守党政権が関税同盟の恒久的残留を認め、英国が離脱後も関税同盟に残るようなことになるのであれば、辞任する」と結んでいる。
【参考記事】
●ブレグジット混迷で英議会は崩壊寸前!? メイ首相は条件付きで辞任表明するも…(4月1日、松崎美子)
●6カ月の延長なら、2度目の国民投票実施もあり得る?
ブレグジット支持議員がイラついているのは、離脱時期がどんどん後退していることだけではない。
6カ月あれば、ギリギリ「2度目の国民投票実施」ができるので、へたをすると、ブレグジットそのものがなくなるリスクもあるからだ。
先週(4月8日~)、残留支持のハモンド財務相は、「どこかの時点で必ず、2度目の国民投票実施の議論が出てくるに違いない」と発言している。そして、のちほど話すが、欧州議会選挙に向け、労働党が「2度目の国民投票実施」を選挙公約に入れるというウワサが出てきている。
いずれにせよ、4月23日(火)に議会が再開し、それまでに保守党/労働党の合意ができなければ、メイ首相はIndicative Vote(示唆的投票)(※)を行なうと私は考えている。
(※編集部注:「示唆的投票」とは、法的拘束力を持たない投票のこと)
あくまでも、メイ首相は、2017年総選挙の選挙公約の1つである「欧州議会選挙には参加しない」ということを守りたいと考えているであろう。そうすると、早めに次の一手を決めなければ時間切れとなるからだ。
■10月31日に合意なき離脱となる可能性
今後の展開によるが、メイ首相がその時も首相でいれば、何の合意もできず、最後の最後で合意なき離脱、という展開は残っていると考える。
もし、首相が交代し、その人物が欧州懐疑派であれば、10月31日(木)を待たずに合意なき離脱となるリスクも出てくるだろう。たぶん新しく首相となる人物は、だらだらと先行き不透明で不安な時間が長引くよりも、さっさと出たほうが最終的に傷は浅くて済む、という議論をしてくるはずだ。
もちろん、最終ブレグジット案が批准されるには、議会の過半数以上の賛成が必要であるため、大丈夫とは思うが、20%程度のリスクは依然として付きまとうイメージである。
■メイ首相の賞味期限
今回のEUサミットの直前に、「もし、6月30日(日)の延長が認められないのであれば、自分は首相を降りる」というニュアンスの発言をしたメイ首相。
しかし、辞任劇がないまま、議会はイースター休暇へ入った。
メイ首相の辞任のタイミングについて考えてみよう。
●シナリオ1:欧州議会選挙終了直後
上述のように、2017年総選挙での保守党の選挙公約には、「2019年5月の欧州議会選挙には参加しない」という項目がある。しかし、結局、ブレグジット案の合意はなく、メイ首相は渋々、欧州議会選挙に参加したと仮定しよう。
その場合は、選挙公約を破ったということで、保守党内で、首相交代の声が高まることが考えられる。
●シナリオ2:党大会前
まだ先の話しであるが、9月と10月は党大会の季節だ。もし保守党が9月29日(日)から開催される年次党大会前に首相交代をするのであれば、遅くとも夏休み直前(7月上旬)か8月末くらいには、動かないと間に合わない。
つまり、メイ首相が自主的に辞任するにせよ、引きずり下ろされるにせよ、首相交代劇が夏の間に過熱する可能性が出てくる。
●後任は「欧州懐疑派」?
最新のYouGov社の調査で、わかったことであるが、保守党支持者の58%は、「合意なき離脱」を支持している。そのため、次期首相は、メイ首相より「欧州懐疑派」の人物になる可能性が高いと、私は考えている。
たとえば、前外相のボリス・ジョンソン議員が首相になったと仮定した場合、EUはWA(離脱合意条件)に関しては再交渉不可能としているが、ボリスは耳を貸さないだろう。
あくまでも私自身の考えであるが、「合意なき離脱で、さっさと離脱するべきだ」という自論を展開することは間違いないように思う。
そうなると、メイ首相が10月31日(木)まで首相で居続けるか否かが、ここからの英国の離脱方法を考える上で、非常に重要になる。
これはあくまでもウワサであるが、保守党と労働党との協議では、いかなる場合も議会で離脱が合意されるまでは、ボリスが首相にならないよう、水面下で協調体制が敷かれているという話しもあるようだ。
●メイ首相退任時期に関する賭け屋のオッズ
英国最大手の賭け屋であるLadbrokeによると、メイ首相の退任時期のオッズは、以下のとおりである。
(出所:Ladbrokeのデータを基にザイFX!編集部が作成)
やはり、年内の首相交代を予想している人がほとんどであった。
●党首選に向け準備完了のボリス
ある報道によると、保守党各議員の自身の選挙区に構える保守党事務所に集まってきた寄付金額の大きさ上位5人は、以下のメンバーである(4月1日現在)。
圧倒的にボリスの寄付金額が多い。
●次期保守党の党首に関する賭け屋のオッズ
同じくLadbrokeのオッズは、以下のとおりである。
(出所:Ladbrokeのデータを基にザイFX!編集部が作成)
ここでも、ボリスが1番人気となっていた。
■5月2日の地方選挙、ここでも保守党は苦戦か?
ボリス個人には寄付が集まってきているが、保守党への献金は大幅に低下しているそうだ。
保守党支持者は、離脱支持が多いため、ブレグジットを巡るメイ首相の動きに落胆した人たちが多いことを意味している。
そして、集まらないのはお金だけでなく、5月2日(木)の地方選挙に向けたキャンペーンなどのボランティアも同様だ。
英国は日本のようにキャンペーンカーに乗って街中を練りまわったり、駅の前に立って有権者に呼びかけるようなことは、一切ない。
代わりに、選挙区の家庭すべてに、候補者のプロフィールや紹介などの小冊子が配られる。そして、時々、候補者本人が実際にドアをノックして、有権者と立ち話しをすることもある。
5月2日(木)の地方選に向けて、保守党候補者のお手伝いの人が集まらないことは危機的なレベルと言われており、保守党はここでも苦戦を強いられるかもしれない。
■欧州議会選挙に向けた動きはどうなっている?
まだ英国が正式に欧州議会選挙に参加するかわからないため、詳しいことは書けない。
とりあえず、現在話題になっていることを2~3ご紹介しよう。
●欧州議会選挙に英国が参加する条件
もう一度整理するが、英国が5月22日(水)までにブレグジット案を議会で可決できなければ、英国は5月23日(木)~26日(日)の欧州議会選挙に参加することになる。
●新党結成
今年(2019年)に入ってから、新党が2つ結成された。1つは離脱支持政党。もう1つは残留支持政党だ。
(1)離脱支持政党:Brexit党
非常に、わかりやすい党名である。元UKIP(英国独立党)の党首であったナイジェル・ファラージュ氏が立ち上げた政党である。
(2)残留支持政党:Change UK党
今年(2019年)に入り、労働党と保守党を離党した残留支持議員が立ち上げたのが、Independent Groupという政治グループであった。
彼らは、正式な党として活動せず、グループ形式に留めておくと、当初は発表していた。
しかし、5月の欧州議会選挙への参加を念頭におき、正式に「Change UK党」と名前を変更した。彼らは残留支持であり、2度目の国民投票実施を強く主張しているのが特徴である。
調べてみると、まだ正式なホームページはでき上がっておらず、Independent Groupとしての公式ページしか見当たらない。
これは私の意見であるが、Brexit党というわかりやすい名前と比較すると、Change UK党のネーミングにはインパクトがない。
いったいどうやって英国を変えたいのか?党名からは何も伝わってこないし、残留支持ということも、党名だけではわからない。
●欧州議会選挙に向けた最初の世論調査
臨時EUサミット終了と同時に行なわれた調査最大手:YouGov社の世論調査では、おもしろい結果が出た。
これは、欧州議会選挙時の各党の支持率である。
(※筆者作成)
この結果を見る限り、合意なき離脱と残留が同率の29%という結果となっている。おもしろくなりそうだ!
■今後の重要イベントのタイムライン
保守党と労働党とのブレグジット交渉内容やタイミングにもよるが、8月末までのおもなイベントは、以下のとおりとなっている。
(※筆者作成)
■ここからの英ポンドについて考える
ひとまず、6カ月の延長が決定したことを受け、英ポンドは買いという意見と、あと6カ月も先行き不透明が続くのなら売りという意見が交錯している。
そこで、まずはファンダメンタルズ面から考えてみたいと思う。
●ガチ・ファンダ① 6カ月の延長、さらなる経済停滞リスク
ブレグジットの不透明感が続いている割には頑張っている英国経済。合意なき離脱に向け、薬品や食料品などの備蓄が継続しており、それが経済指標の悪化を防いでいる。
しかし、企業投資は低迷しており、2018年におけるG7(先進7カ国)各国の企業投資は、英国が最下位。
6カ月の交渉期間延長により、目先の合意なき離脱リスクの可能性が低下したため、ずっとストップしていた新規職員募集や、企業の短期的な投資が復活するという意見も聞こえてくる。
しかし、もし自分が企業のトップであれば、中途半端に動くよりも、最悪のケース(合意なき離脱)に備えての準備に時間を割くように思えるのは気のせいか?
●ガチ・ファンダ② 個人消費について
実は、私は年初からずっと家を買うために動いてきたが、とにかく物件が少なく、苦労している。
ブレグジットで家の売値が大きく下がったため、特に急がない人はブレグジットが片付くまで気長に待つ姿勢を崩していないからだ。そのため、そこそこ大丈夫な条件の物件がマーケットに出てくると、翌週には売れていた!ということが、2回続いた。
ところが、3月29日(金)に合意なき離脱とならなかったことを受けてだろうか……4月に入ると、新しい売り物件がどっと出てきた。
もしかしたら、気候がよくなったことが影響しているのかもしれないが、タイミング的には3月29日(金)以降というイメージが強い。
このように不動産市場が本格的に動き始めない限り、大もの(家具や家の建て替えなど)が売れないので、消費者のセンチメントが大幅に回復するとは考えていない。ただし、最近のインフレ率低下により、「賃金上昇率>インフレ率」の関係が継続しているため、そこそこのペースでの消費は今後も継続すると考える。
特に今年(2019年)は4月にイースター休暇があるため、4月の小売売上高は改善するのではないか?
●ガチ・ファンダ③ 英国中銀の金融政策
自宅の売買にからみ、先週(4月8日~)住宅ローンの申請のため、バークレイズ銀行に行ってきた。
私は「10年間固定金利のローン」を探していたのだが、担当者のおじさんが、「どうして10年なんて長い期間、固定したいんだ? 5年のほうが条件いいぞ!」と言っていたが、私は初志貫徹で、10年物を選んだ。
今年(2019年)に入り、不動産屋や銀行の人たち、弁護士などいろいろな人と話す機会が増えたが、やはりブレグジットがどうなろうが、地獄を見るのはせいぜい3~5年。10年後の金利は、今よりも絶対に高いレベルになっていると、全員が同意している。
2008年のリーマンショック前の英中銀「ニュートラル金利水準」は、4.75~5%と言われていた。現在はたぶん、1.5~2%がせいぜいだと思う。
今後、ブレグジットの決着さえつけば、(世界景気次第であるが)数年かけて、ニュートラル金利水準に戻っていくと、私は考える。
目先の動きとしては、5月22日(水)までにブレグジット案が議会で合意しない限り、英中銀の年内利上げは、ないだろう。そうなると、米国やユーロ圏同様、英国も金利の正常化による利上げ候補国からは脱落だ。これは、英ポンドの優位性を小さくする要因となるだろう。
現在、金利先物では、年末の利上げ織り込み分は、5bps。2020年末までで、15bpsとなっている。
●ユーロ/英ポンドについて考える
これは、某欧州系銀行のユーロ/英ポンド予想である。
最初の数字は、最新の予想。 ( )内は前回の予想。
これを見ると、今年(2019年)の第2四半期から第3四半期にかけて、英ポンド安が進むと予想している。
その理由としては、首相交代により欧州懐疑派の首相が誕生し、合意なき離脱リスクが出てくるからとしていた。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/英ポンド 週足)
そして、第3四半期から第4四半期にかけて英ポンド高となる理由は、
(1)10月31日(木)までに議会で合意ができず、結局、あらためて交渉期間の再々延長を要請する可能性があるから
(2)欧州懐疑派の首相となったとしても、英国議会は多数決で2度目の国民投票か50条の破棄を選ぶ可能性があるから
を挙げていた。
そして、年内のユーロ/英ポンドは、0.85ポンドより下(英ポンド高)にはならないとも予想していた。
果たして、この予想どおり、ユーロ/英ポンドは、年内ずっと0.85~0.88ポンドのレンジ内での動きとなるのか?
シカゴIMM(国際通貨先物市場)通貨先物ポジションでは、英ポンドは大きなショートが解消され、ほぼニュートラルまで戻してきた。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
ここからは、どちらに転ぶにせよ、方向性が決まれば動きに幅が出てくることを期待したい。
(編集担当/ザイFX!・庄司正高)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)