昨日のアジア時間ではドル円はなかなかに重い足取りを見せていたのだが、ショートには振りづらい。ドル金利がすでに十分に下がってきており、とくに短期金利は先物ベースではこれ以上の金利低下は見込めそうにもなかったからだ。
それでユーロドルならば売れると考えていたところ、簡単に戻さないのである。できれば1.13台でショートにしたいと願っていたが、ほとんど上がっていく気配がなかった。
そこで欧州序盤で1.1287で売り込んでみたのだが、売れたとなると今度は1.13台に触り始めた。もうカットしようかとも思ったが、どうせならばADP指数を見てからにしようと考え直した。雇用は悪いだろうと見込まれているので、もしも予想に反したらドル高が望めるからである。
しかし結果は悪かった。それでまたユーロドルが上がりかけたので、このステージで1.1298で買い戻したのである。自分がユーロを持っている間は、ぜんぜんユーロが下がらなかったことになる。
昨日に発表されたアメリカの経済指標は、ことごとく悪いものが並んだ形となった。ADPが悪かったのに加えて、貿易収支も今年最大の赤字を記録した。景況感のデータも予想を下回るものが多かった。欧州債の上昇が際立って、それにつられて米国債も上昇。10年ものの利回りは1.94%台まで低下した。
オーストラリアやニュージーランドが利下げをしてきている中、欧州にも利下げ圧力が高まってきており、そして金利低下を好感しての株買いも活発化した。米国株の代表的な指数であるS&P先物は、ついに3000ポイントの大台に乗せてきた。独立記念日を控えて昨日は半日営業となった米国市場だったが、主要3指数はすべて史上最高値を更新して終了している。
今日はアメリカが休みなので、マーケットは動きづらいだろう。また動きも早々に止まりそうだ。明日に雇用統計も控えているので、今日は思い切って休んでしまうのでよいと思う。
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