月曜日の米国株の大きな調整もあって、昨日のアジア時間ではリスクテークの勢いはまったく止まり、ドル円は105円台の前半でステイした。ということは多少の反発があったとしても、ドル円は依然として新安値を狙っているということだ。私も105円台を割り込んできたら、是非ともショートにして攻めたてたいと考えていた。
欧州序盤ではクロス円の売りがリードする形で、ドル円が下がってきた。下がるのを期待しているのだったら、すでにショートにすればいいと思えるが、前日の安値の105.05が気になるのである。105円ちょうどを目前にして心理的節目としてワークしている状態だからだ。
それが決定的なサポートになるとは思わないのだが、105円台の前半から売っているのであれば、どうせならば完全に下抜けしてから売っていった方が持ち心地も良いだろうというもの。またスピードが出て下げるのであれば、短期決着も図れる。しかしニューヨーク勢が入ってくるまでドル円の一段安はなかった。
ニューヨーク時間の序盤で米政府が第4弾の延期を伝えた。対中輸入のうち、パソコンや携帯電話、ゲーム機などといったクリスマス商戦に必須のものだ。貿易戦争に対するスタンスの揺れ動きだともとれるが、マーケットは緊張緩和の一環だということで大いに好感した。米国株は急伸し、ドル円も2円弱の上昇を示した。
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