今日からクリスマスでお休みモードに入る。とくに25日は全世界が休みとなるので、やっている日本市場といえどもマーケットを動かず材料とプレーヤーに欠けている。だからほとんど動かないだろうことが予想される。
それならばいっそのこと日本も休みにすればいいのにと思うのだが、宗教行事なので簡単に祝日にする法案は通せないのだろう。また26日も欧州はほとんどがお休みなので、やはりマーケットは動きが鈍い。26日はニューヨーク時間の、しかも午後になってから動きが出てこないのが例年のことである。
昨日はボーイング社のCEOが交代した。現会長が社長になるだけなので、あまりかわり映えはしない。それでも経営姿勢が前向きだということで、株価は復調の兆しを見せ始めている。
737-MAX機が不都合になったので、いくぶんボーイング株が下がってきたのだが、1年前に史上最高値である446ドルをつけた後の、押し目が350ドル台である。確かに20~30%の株価調整とも言えるのだが、3年前の株価は100ドル台であったことを考えると、現在の株価でも高過ぎるのだとも言えなくもない。
これで膿出し終了ということで再び400ドル台に乗せてくることも考えられる。これだったら悪い材料を提供して改善するフリをしていれば、それだけで株券はどんどんと買い上げられるという図式になってしまう。よけい悪いことを推奨しているようなものだ。
しかしトランプ政権のやっていることを振り返ってみても同じような事を演出していると見られる。米中貿易戦争やTPP離脱を引き起こしておいて、その騒動を起こす前よりも悪化している状況であるにも関わらず、株価は以前よりも高い水準になっているのだ。
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