昨日はお休みで、本格的な動きはニューヨーク時間に入ってからということになった。しかしアジア時間では中国の米国産大豆の輸入が倍増しているというデータが公表されており、日本株をはじめリスクテークの勢いが強まりつつあった。
為替相場も値幅は小さかったものの、それでもドル円は109円台のミドルアッパーを値崩れしないでいる。今年の後半部分の戻し高値近辺で高値張りつきしているのだ。リスクオンのため、堅調だと言わざるをえない。
ニューヨーク時間ではリスクオンが継続した。マーケットのムードは変わっていないようで、とくにニューヨーク終盤のラスト30分で米国株は一段高。主要3指数ともに史上最高値を更新して1日を終えている。
ドル円もいよいよ110円台の復帰が視野に入ってきた。しかしここからが近くて遠い数ポイントとなりそうだ。実際に需給的にも109円台の後半からは利食いルイのオファーもかなり並んでいるようだ。年末年始にかけてのチョッピーな動きからは避けておきたいようだ。
また北朝鮮の動向も気にかかる。どうせ「やるやる詐欺だろう」くらいに軽く考えてはいけないのである。あの国はやると言ったら、必ずやってきた国である。ミサイル実験や核実験など、事前にやるといったことは予定が遅れてでも実行してきているのだ。
なめてかからないほうがよいだろう。リスクは外しておくに限ると思うし、むしろリスク回避にかけたほうが有益かもしれない。問題は足元のムードが楽観的に傾き過ぎており、なかなかすぐにはワークしない点だ。
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