先週の金曜日はドル円は10ポイントほどしか動かなかった。しかし欧州通貨の上昇が目立った。ユーロドルやポンドドルは上昇。しかも一方的な上げ方だった。とくに欧州通貨買いに走るだけの理由はなかった。
しかし北朝鮮問題なども絡めて、持っているドルを手放しておこうというリスクヘッジ的なドル売りが出たものかもしれない。また米国株も終盤には利食い売りに押され、やはり週末越えのリスク調整の動きが顕著となった。
その北朝鮮が最高会議を開催しているが、2日間経っていまだに何の明確なメッセージが出てこない。3日目になる本日も会議を継続すると言っているが、果たしてアメリカを刺激するような過激な文言が出てくるのかどうか。
マーケットには材料がないため、北朝鮮の動向しか相場を揺さぶるものがない。年が明けてから行動を起こすにしても、会議で何らかの意思表示をするものと思われるゆえ、注目度も高い。
そういうわけで私もドル円などはショート目で構えたいと考えている。年末年始ということで動かなければ動かないでもよい。110円をついたら、どうせストップロス的な買い戻しも出ることだろう。
だとしたらここはいったんはショートに振っておいて、110円ちょうどで買い戻すことにしておけばよいのではないだろうか。年末年始用のポジションなのだから、10ポイントほどの動きにいちいち反応しなくてもよい。また今年 の年初のように大きく動いてしまう可能性だってある。
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