■ゴールドマン・サックス、伝説のトレーダーの口グセとは?
“I'd be buying until my hands bleed”(俺の手から血が吹き出るまで買う!)
『ゴールドマン・サックス(世界最強の投資銀行)』という本がありますが、その中でラリー・べセラという伝説のトレーダーが紹介されています。
カウボーイハットにブーツという出で立ちでオフィス内を徘徊し、とてつもなく巨額のポジションを張りました。
僕も浅からぬ縁があり、彼の為替売買を執行しましたが、その彼の口グセが上記の文章。手から血が吹き出るまで、買う……とんでもないことです。
なぜ、このようなことを思い出したかというと、今の株式市場が、まさにこんな感じなのかと思ったからです。
昨年(2019年)、一部のヘッジファンドはかなり良い成績を残しましたが、その利益の源泉は米国株。S&P500は1年で30%ほど上昇しました。

(出所:Bloomberg)
そのパフォーマンスを元に、銘柄を厳選し、少しレバレッジをかけると、年間数十%という素晴らしいリターンを叩き出すことが可能となったのです。
■大統領就任3年目は最も株高になりやすいと知っていても…
2019年はトランプ氏が大統領に就任して3年目の年でした。
大統領就任3年目というのは最も株式市場が上昇しやすいというのは、誰もが知っているアノマリー。
しかし、そうは言っても、2018年末の株価急落を見ると、強気を貫くことも難しかったと思います。振り返ってみると、当時、多くの市場関係者が弱気に傾いていたことが思い出されます。

(出所:Bloomberg)
■今年は米国株のロングを絶対キープする圧力がかかる
今年(2020年)の米国株のパフォーマンスはどうなるのでしょうか。
大統領選挙の年の米国株の上昇率は1970年以降の調査で、年平均6.3%上昇しています。これはこれで悪くないパフォーマンスとも言えます。
昨年(2019年)、株価の上昇を信じて持ち続けたファンドが好成績を収めたわけなので、どうしても今年(2020年)も米国株の上昇を信じて託すのが良いように見えます。
米国株のロングを絶対キープ──あらゆるファンドにそのような圧力がかかるでしょう。
また、トランプ大統領が市場から得ている「信用」も…
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