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志摩力男の「マーケットの常識を疑え!」

俺の手から血が吹き出るまで買う! 米国株の
強さの理由はトランプの「信用」にあり!

2020年02月05日(水)12:45公開 (2020年02月05日(水)12:45更新)
志摩力男

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■ゴールドマン・サックス、伝説のトレーダーの口グセとは?

“I'd be buying until my hands bleed”(俺の手から血が吹き出るまで買う!) 

『ゴールドマン・サックス(世界最強の投資銀行)』という本がありますが、その中でラリー・べセラという伝説のトレーダーが紹介されています。

 カウボーイハットにブーツという出で立ちでオフィス内を徘徊し、とてつもなく巨額のポジションを張りました。

僕も浅からぬ縁があり、彼の為替売買を執行しましたが、その彼の口グセが上記の文章。手から血が吹き出るまで、買う……とんでもないことです。

なぜ、このようなことを思い出したかというと、今の株式市場が、まさにこんな感じなのかと思ったからです。

 昨年(2019年)、一部のヘッジファンドはかなり良い成績を残しましたが、その利益の源泉は米国株。S&P500は1年で30%ほど上昇しました。

S&P500 週足
S&P500 週足チャート

(出所:Bloomberg)

 そのパフォーマンスを元に、銘柄を厳選し、少しレバレッジをかけると、年間数十%という素晴らしいリターンを叩き出すことが可能となったのです。

■大統領就任3年目は最も株高になりやすいと知っていても…

 2019年はトランプ氏が大統領に就任して3年目の年でした。

大統領就任3年目というのは最も株式市場が上昇しやすいというのは、誰もが知っているアノマリー

 しかし、そうは言っても、2018年末の株価急落を見ると、強気を貫くことも難しかったと思います。振り返ってみると、当時、多くの市場関係者が弱気に傾いていたことが思い出されます。

S&P500 週足
S&P500 週足チャート

(出所:Bloomberg)

■今年は米国株のロングを絶対キープする圧力がかかる

 今年(2020年)の米国株のパフォーマンスはどうなるのでしょうか。

大統領選挙の年の米国株の上昇率は1970年以降の調査で、年平均6.3%上昇しています。これはこれで悪くないパフォーマンスとも言えます。

 昨年(2019年)、株価の上昇を信じて持ち続けたファンドが好成績を収めたわけなので、どうしても今年(2020年)も米国株の上昇を信じて託すのが良いように見えます。

米国株のロングを絶対キープ──あらゆるファンドにそのような圧力がかかるでしょう。

■不支持層からも絶大なトランプ大統領の「信用」とは?

 また、トランプ大統領が市場から得ている「信用」も、こうした動きを加速させます。

 「信用」といいましたが、トランプ大統領は支持者からはもちろんトランプ大統領を支持していない層からも、ある意味、かつてないほど絶大な「信用」があります。

 それは、大統領で再選されたいはずなので、株価を落とすような政策を取ることは絶対にないという「信用」です。

トランプ大統領写真

トランプ大統領は大統領選で再選されたいはずなので、株価を落とすような政策を取ることは絶対にないという絶大な「信用」が、支持層だけでなく不支持層からもあると志摩氏は見ている (C) Chip Somodevilla/Getty Images News

 米国株がなぜ強いのか?

 米企業の競争力が非常に強いこと、米金融当局が緩和的政策を採っていることなど、さまざまな理由があると思いますが、最も強力な理由は、「トランプ大統領は自らの再選のため、株価を落とすようなことは絶対にしない、むしろ大統領選挙の日に向けて株価釣り上げまでやりかねない」と支持者、非支持者を問わず、全ての市場参加者が思っているからでしょう。

 この「信用」は絶大です。 もし、株価が下がった場合、トランプ大統領はおそらく、支配下に置いたFRB(米連邦準備制度理事会)を動かして金融緩和し、株価を下げさせないようにするだろうと、かなりの人が信じています。トランププットとも言えます。

■米国株は「握力勝負」の時代に。万が一急落したら…

 今はこうした特殊な状況下にあるので、とにかく株を(手から血が吹き出るまで)大量にロングにし、それを保持する「握力勝負」の時代に入っている感じがします。

 こうした「握力勝負」の時代、市場参加者は株のポジションを大きめに持って、絶対売ってはいけないと固く信じています。

 そうなると、高値圏では売り物が出てこない。売り物がないので、株価は崩れません。何かあっても、少しディップしては戻りを繰り返す相場になるでしょう。

 しかし、万が一急落した場合どうなるか。その時は、手から血が吹き出します。

 実力以上にロングを抱えているので、心折れた瞬間、大量の売り物が市場に出てくるでしょう。

 高値圏で、なんの不安も感じさせない株価ですが、もし何かあったら、大量の売りが一気に出てくる構図になっているので、その時は大きな下げを覚悟しないといけないでしょう。

S&P500 週足
S&P500 週足チャート

(出所:Bloomberg)


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