欧米ではウイルス感染の沈静化への期待が高まってきた。様々な規制を緩和の方向で動いており、経済活動の再開が見込まれている。米国内でも石油消費の回復が予想され、原油価格は25ドル台まで値を戻してきている。そうしたリスクバランスの上で欧州株や米国株は堅調な推移となっている。
一方でドイツの裁判所がEUの緩和策の一部を違憲状態にあると判断した。「何でもやる」というスタンスを維持してきたECBの方針を否定することにつながる。それで欧州序盤では、ユーロが急落する局面があった。
裁判所の判決を無視できない以上は、今後のECBの政策の擦り合わせをどのように運んでいくのか。今後の注目点になりそうだ。またマーケット的には不安定要因を加えることとなった。
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