昨日は米国株も日本株も、月足で陽線になるかどうかの決まる月末であった。結局のところは陽線のままで終了。これで4月以来はずっと陽線を形成していることになる。株価の上げペースは鈍くはなってきているものの、陽線が続いている限りは買いシグナルは継続しているわけだ。
欧州序盤ではイギリスのジョンソン首相が活動再開を強調するスピーチをしたので、為替相場ではポンドの値上がりが顕著となった。それにともなって欧州株も強かった。
ニューヨーク時間ではムニューチン財務長官が追加の刺激策を7月中にまとめると主張したので、これが市場のリスクテークを促した。米国株は終了間際にも一段高し、マーケットは楽観ムードにやや傾いている。
ドル円は107円台の後半で小動き。108円台まで乗せてきてもおかしくはなかったが、不思議と一段高しない。私も株高に推移しているのを見てドル円を買ってみたのだが、値幅が小さくて利食いも損切りにも引っかからない。早朝に同値でポジションをクローズするにとどまった。
今日から7月。レジ袋の有料化などがニュースになっているが、そもそもの目的はプラスチックごみの削減だったはずだ。海洋汚染が目に余ってきたからだが、これを有料化しても意味があるのだろうか。お金を出してレジ袋を購入してしまえば、買った人に対して文句は言えなくなる。
衣服や持っている鞄に対して、文句をつけることはできないからだ。堂々とレジ袋を持てるようになるような法制化では、プラスチックごみが減ることはなく、何か積極的に取り組んでいるだけだという振りをするのが目的のようにも見える。
プラスチック製品のなかでレジ袋が占める割合は5%もないだろう。本当にプラスチックごみを減らしたいのであれば、石油製品や自動車などにも大きく環境税なるものを課さないと合理的ではない。
それができないのは経済的理由からであるのは間違いないのだが、他の国もやっているからということで手の出しやすいところだけやって満足感を得ているようにも思える。そのうち第2のグレダさんが出てくるのではないか。
さて、半期末においてクロス円は全面高となったが、その勢いは東京市場ではなくなり、下げに転じている。クロス円の動きをキープウォッチである。
日本時間 15時00分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)