本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『米国の株式市場の動向』、そして『FOMC政策金利&声明発表』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)消費者物価指数&【コア】」
・「米)住宅着工件数&建設許可件数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「豪)第3四半期GDP」
・「独)製造業PMI【速報値】」
・「独)サービス業PMI【速報値】」
・「欧)製造業PMI【速報値】」
・「欧)サービス業PMI【速報値】」
・「英)失業率&失業保険申請件数」
・「欧)消費者物価指数【確報値】&【コア】」
などが主な注目材料。
経済指標以外では、
・「米)FOMC政策金利&声明発表」
・「米国の主要企業の決算発表(ペイチェックス)」
・「米国の週間原油在庫の発表」
・「年末相場における各種要因」
・「他の市場の動向(米国株、米金利、金、原油、などが中心)」
・「金融当局者や要人による発言」
などの要因に注意したい。
★★★
本日は、なんと言っても「FOMC政策金利&声明」の発表日。
米国の経済指標は、「消費者物価指数」と「住宅着工件数&建設許可件数」がメイン。
米国以外でも、「注目度の高い経済指標」が数多く予定されている。
「NY株式市場」と「米国の長期金利」の動向は引き続き最重要項目。
「原油」や「金」の動向も為替相場に影響を与えやすいため目が離せない。
「FOMC」は政策金利の据え置きがほぼ確実視されていたが、直前になって一部で利上げ期待が噴出しているようだ。
政策金利に変更がなければ、その声明の内容が重要となる。
金融当局による現在の景況感や金融政策及び出口戦略に関する言及に変更が行われれば、金融市場が大きく反応する可能性が高い。
言わずと知れた金融市場におけるビッグイベントであるため、発表の結果だけでなく、その前後ともにポジション調整や仕掛け的な売買でも相場が振れやすい。
更に、12月も既に後半で、金融市場は本格的に年末相場。薄い商いの中での大きな変動には十分に気をつけるべき時期と言える。
また、先週から金の価格が大きく下落するなどリスク資産圧縮の流れが出ている点にも注意したい。
2009年に入って金融危機や景気後退が一段落した事で、ここまでドル売り・リスク資産買いの流れが続いて来た。その巻き戻しとも思われるこの流れがどこまで進むのか見極めたいところ。
■□■本日のトレード用のエサ
・09時30分:豪)第3四半期GDP
・17時30分:独)製造業PMI【速報値】
・17時30分:独)サービス業PMI【速報値】
・18時00分:欧)製造業PMI【速報値】
・18時00分:欧)サービス業PMI【速報値】
・18時30分:英)失業率&失業保険申請件数
・19時00分:欧)消費者物価指数【確報値】&【コア】
・22時30分:米)消費者物価指数&【コア】
・22時30分:米)住宅着工件数&建設許可件数
・28時15分:米)FOMC政策金利&声明発表
12月14日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の株式市場の動向
▼金価格の動向
▼米国を中心とした主要経済指標の結果
▼FOMC政策金利&声明発表への思惑と発表後の影響
▼米国の長期金利の動向
▼年末相場入りで市場参加者が激減している&今後更に減る点
▼金融当局者や要人による発言
▼原油価格の動向
▼米国の主要企業の決算による影響
▼年末要因(需給、利益・損失確定等のポジション調整、仕掛け、その他)
▼ドバイ・ショックの影響
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12月16日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・南アフリカ市場が休場 ・米国の主要企業の決算発表(ペイチェックス) |
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08:30 | 豪)Westpac先行指数 | △ | - | +0.4% | |||||||
08:50 | 日)第3次産業活動指数 | △ | +0.5% | -0.5% | |||||||
09:30 |
豪)第3四半期GDP [前期比/前年比] |
◎ | +0.4% | +0.6% | |||||||
+0.7% | +0.6% | ||||||||||
10:15 | 豪)バッテリーノRBA副総裁の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
15:00 | 日)工作機械受注【確報値】 | × | - | -8.6% | |||||||
17:00 | 欧)バローゾ欧州委員長の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
17:30 | 英)マイルMPC委員の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
独)製造業PMI【速報値】 | ○ | 52.6 | 52.4 | ||||||||
独)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 51.9 | 51.4 | ||||||||
18:00 | 欧)製造業PMI【速報値】 | ○ | 51.5 | 51.2 | |||||||
欧)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 53.2 | 53.0 | ||||||||
18:30 | 英)失業率 | ◎ | 5.1% | 5.1% | |||||||
↑・失業保険申請件数 | +1.50万件 | +1.29万件 | |||||||||
19:00 |
欧)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | +0.2% | +0.2% | |||||||
+0.6% | -0.1% | ||||||||||
↑・消費者物価指数【確報値】【コア】 | +1.2% | +1.2% | |||||||||
21:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | +8.5% | |||||||
22:30 | 加)製造業出荷 | △ | +0.5% | +1.4% | |||||||
米)消費者物価指数[前月比/前年比] | AA | +0.4% | +0.3% | ||||||||
+1.8% | -0.2% | ||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.2% | |||||||||
+1.8% | +1.7% | ||||||||||
米)住宅着工件数 | AA | 57.5万件 | 52.9万件 | ||||||||
米)建設許可件数 | 57.0万件 | 55.2万件 (55.1万件) |
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米)第3四半期経常収支 | B | -1080億 | -988億 | ||||||||
24:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -382万 | |||||||
27:05 | 加)カーニーBOC総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
28:15 | 米)FOMC政策金利&声明発表 | SS | 0.25% 据え置き |
0.25% 据え置き |
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取り敢えず、FOMCを見極めたい。本格的に年末相場となり、火傷要注意の時期のため、様子見が主体。チャンスがあれば臨機応変に対応。
取り敢えず、FOMCを見極めたい。本格的に年末相場となり、火傷要注意の時期のため、様子見が主体。チャンスがあれば臨機応変に対応。
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