本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『米国の株式市場の動向』、そして『FOMC明けの各市場の反応』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
・「米)景気先行指数」
・「米)フィラデルフィア連銀景況指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「英)小売売上高指数」
・「南ア)生産者物価指数」
・「加)消費者物価指数&【コア】」
などが主な注目材料。
経済指標以外では、
・「『FOMC結果発表』明けの各市場の反応」
・「バーナンキFRB議長の再任投票」
・「米国の主要企業の決算発表(ゼネラルミルズ、ナイキ、オラクル、カーニバルコープ、フェデックス、シンタス)」
・「年末相場における各種要因」
・「他の市場の動向(米国株、米金利、金、原油、などが中心)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「明日に『BOJ政策金利発表&総裁会見』を控える点」
などの要因に注意したい。
★★★
本日は「FOMC政策金利&声明」発表明け直後となる。
注目のFOMCでは、政策金利が据え置きとなり、声明では「低金利の金融政策を長期に渡って継続」を確約したが、「流動性供給策の終了」も示唆されたことや、発表後に米国の長期金利が上昇したことから、ドル買いヨリに傾いたが、それもNYクローズにかけて戻されている。
まずは、「FOMC政策金利&声明」発表明けの各市場の反応に注視したい。
米国の経済指標は、「景気先行指数」と「フィラデルフィア連銀景況指数」がメイン。
次回の雇用統計が焦点となっているため、「新規失業保険申請件数」への注目度も高い。
米国以外でも、「注目度の高い経済指標」が数多く予定されている。
「NY株式市場」と「米国の長期金利」の動向は引き続き最重要項目。
「原油」や「金」の動向も為替相場に影響を与えやすいため目が離せない。
12月も既に後半で、金融市場は本格的に年末相場。昨日に今年最後の「FOMC」を消化し、→クリスマス→年末と、ここから更に市場参加者が激減することになる。
薄い商いの中での大きな変動には十分に気をつけるべき時期と言える。
先週から金の価格が大きく下落するなどリスク資産圧縮の流れが出ている点にも注意したい。
2009年に入って金融危機や景気後退が一段落した事で、ここまでドル売り・リスク資産買いの流れが続いて来た。その巻き戻しとも思われるこの流れがどこまで進むのか見極めたいところ。
■□■本日のトレード用のエサ
・18時30分:英)小売売上高指数
・21時00分:加)消費者物価指数&【コア】
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・24時00分:米)景気先行指数
・24時00分:米)フィラデルフィア連銀景況指数
12月14日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の株式市場の動向
▼金価格の動向
▼米国を中心とした主要経済指標の結果
▼FOMC政策金利&声明発表への思惑と発表後の影響
▼米国の長期金利の動向
▼年末相場入りで市場参加者が激減している&今後更に減る点
▼金融当局者や要人による発言
▼原油価格の動向
▼米国の主要企業の決算による影響
▼年末要因(需給、利益・損失確定等のポジション調整、仕掛け、その他)
▼ドバイ・ショックの影響
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12月17日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・日銀金融政策決定会合(17日・18日開催、18日に政策金利発表&総裁会見) ・ECB理事会(金融政策の決定なし) ・バーナンキFRB議長の再任投票 ・米国の主要企業の決算発表(ゼネラルミルズ、ナイキ、オラクル、カーニバルコープ、フェデックス、シンタス) |
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11:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | △ | - | +43.7 | |||||||
14:00 |
日)景気動向指数【改訂値】 [先行CI指数/一致CI指数] |
× | - | 89.7 | |||||||
- | 94.3 | ||||||||||
18:30 |
英)小売売上高指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.5% | +0.4% | |||||||
+3.5% | +3.4% | ||||||||||
南ア)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.2% | -0.1% | ||||||||
-1.8% | -3.3% | ||||||||||
19:00 |
欧)建設支出 [前月比/前年比] |
× | - | -1.1% | |||||||
- | -8.0% | ||||||||||
20:00 | 英)CBI流通取引調査 | △ | - | +13 | |||||||
21:00 |
加)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.3% | -0.1% | |||||||
+0.8% | +0.1% | ||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.1% | |||||||||
+1.2% | +1.8% | ||||||||||
22:30 | 加)国際証券取扱高 | △ | +60.0億 | +135.9億 | |||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | A | 46.5万件 | 47.4万件 | ||||||||
24:00 | 米)景気先行指数 | A | +0.7% | +0.3% | |||||||
米)フィラデルフィア連銀景況指数 | AA | +16.0 | +16.7 | ||||||||
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FOMC明けの各市場の反応と一巡後のNYタイムに注視。本格的に年末相場となり、火傷要注意の時期のため、様子見が主体だが、チャンスがあれば臨機応変に対応。
FOMC明けの各市場の反応と一巡後のNYタイムに注視。本格的に年末相場となり、火傷要注意の時期のため、様子見が主体だが、チャンスがあれば臨機応変に対応。
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