為替相場の焦点は、『米住宅指標』と『AIG支援に関する話題』、そして『NY株式市場の動向』にあり。
本日は「日銀の政策金利」が発表される。据え置きがほぼ確実視されている中、「白川日銀総裁の記者会見」に注目が集まるが、反応は限定的か。
その他、米国の経済指標以外では、「9月3日・4日分のBOE議事録」や「英国の失業保険申請件数」が発表される。
米国の経済指標では、「住宅指標」への注目度が高い。
住宅問題は現在起こっている金融不安の根本をなす問題なので、悪い結果の方に大きく反応しそうだ。
現在、経済指標以上に注目を集めるのは、「米保険大手AIG支援に関する話題」と「株式市場の動向」。
現在の為替相場はこの2点に非常に大きな影響を受けている。AIGが支援されることになれば、市場は好感し、株式市場が上昇する可能性は高い。そうすれば、ドルも買われやすいだろう。この話題の行方をしっかりと見守りたい。
なお、本日のNYタイムに発表される予定だったモルガンスタンレーの決算発表は、日本時間の早朝に既に発表されている。
本日の注目材料
→米国以外
▼日)BOJ政策金利発表
▼日)白川:日銀総裁■記者会見
▼英)BOE議事録(9月3日・4日分)
▼英)失業保険申請件数/失業率
→米国
▼米)住宅着工件数/建設許可件数
今週の為替相場の焦点
・「ドル買い」や「円買い」、「欧州及び高金利・資源国通貨売り」傾向の継続
・米国の経済指標(鉱工業生産やCPI、住宅指標など)
・米上院委員会でのGSE救済に関する公聴会(ポールソン他)
・米国の金融機関の決算発表(ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー)
・ドイツのZEW景況感調査を中心としたユーロ圏の経済指標
・NY株式市場の動向(特に金融株)
・原油・商品価格の動向(調整・下落の継続)
・9月16日のFOMC声明(景気認識や今後の金融政策など)
・金融不安に通じる材料への反応(GSEや金融機関の危機に関する話題など)
・欧・米の金融当局者や要人の発言
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・日)BOJ政策金利発表&白川日銀総裁の記者会見 ・英)BOE議事録 ・本日発表予定だったモルガンスタンレーの決算発表は既に発表済み |
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09:30 | 豪)Westpac先行指数 | × | - | 0.1% | ||||
昼過ぎ | 日)BOJ政策金利発表 | ○ | 0.50% 据置 |
0.50% 据置 |
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17:30 | 英)BOE議事録(9月3日・4日分) | ◎ | - | - | ||||
英)失業保険申請件数 | ◎ | 2.8% | 2.7% | |||||
↑・失業率 | +2.30万件 | +2.01万件 | ||||||
英)製造業単位労働コスト | × | - | 1.6% | |||||
18:00 | ス)ZEW景況感調査 | △ | - | -79.6 | ||||
欧)貿易収支 | × | -35億 | -30億 | |||||
欧)建設支出 | × | - | -0.6% | |||||
19:00 | 英)CBI製造業受注指数 | △ | - | -13 | ||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | +9.5% | ||||
21:30 | 加)国際証券取扱高 | × | +50.00億 | +72.47億 | ||||
21:30 | 米)第2四半期経常収支 | B | -1800億 | -1764億 | ||||
米)住宅着工件数 | AA | 95.0万件 | 96.5万件 | |||||
米)建設許可件数 | 92.7万件 | 93.7万件 | ||||||
23:30 | 米)週間原油在庫 | BB | - | -583万 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
12:30 | 豪)スティーブンス:RBA総裁□講演 | |||||||
15:30 | 日)白川:日銀総裁■記者会見 | |||||||
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直近はAIGや株式市場次第。基本的には戻り売り&下落追随スタンス。クロス円と見比べ、面白い方についていく。
金融不安でドル売りヨリも、ドルは底堅い。短期的な上下についていく。
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