週明けの昨日のマーケットでは、グローベックスの中で米国債が急上昇して始まった。つまり長期金利の低下である。市場参加者が長期金利の動向を気にしていたのは言うまでもない。1.9兆ドルの景気対策の予算が米下院で通過したので、その影響がどう出るかを確かめたかったところでもあった。
財政支出の増大なのだから、債券相場の押し下げ圧力を増す。それにも関わらず長期債が買われる方向でマーケットが反応したというのは、リスクテークの格好の材料となった。米国株も日本株も大きく上昇。
週明けの反応がこんな感じだったので、私もリスクオンのほうの賭けようと思って、ドル円を106.51で買ってみた。自分としてはドル円の上をそんなに多くは見ていない。完全なブルではないのだが、勢いに乗ってみようという魂胆である。15ポイントの損切りに対して30ポイントも取れればいいかな、という感じだった。
海外市場でもリスクテークの流れは続き、米国株は大幅高となった。為替相場ではドルの全面高。ユーロドルが1.20台割れをトライしたものの、ちょっと届かず。私もドル円の利食いに成功はした。
バフェット氏の手紙が話題となっている。年に1回ほど投資家に向けてのメッセージだ。米経済に対して悲観的になるな、前向きにいろという内容だったので、一部の投資家にはまだまだ買っていけるという安心感を与えるものだったという評価がある。
しかしよく見ると、ここしばらくは高すぎて新規投資はしていないということなので、現在のバリューを高すぎると判断していることがわかる。自分ならば買わないということだ。そしてその分のお金を自社株買いに充てたというのだから、事実上の減資である。こう考えると決して楽観している状況にはないようにも見えるのである。
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