本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『NY株式市場の動向』、そして『明日にFOMCが控える点』にあり。
米国の経済指標は、「生産者物価指数」と「住宅着工件数/建設許可件数」への注目度が高い。
・「生産者物価指数」とは、国内販売業者の販売価格の調査結果。消費者物価指数と同じくインフレ動向を見るために重要。季節要因を受けやすく、変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコア指数が重要視される。
・「住宅着工件数/建設許可件数」とは、住宅動向を示す経済指標。住宅問題は現在起こっている問題の根本をなす問題なので注目度は高い。
米国以外では「3月3日分のRBA議事録」や「ドイツのZEW景況感調査」、「金融当局者による発言」が主な注目材料となる。
特に「ドイツのZEW景況感調査」はユーロ圏の経済指標の中で最も注目度の高いものの1つ。先週から加速している「ドル売り・欧州通貨買い」を加速させるキッカケにされやすいだろう。
「NY株式市場の動向」も引き続き、金融市場の方向性を見極める上で重要な材料となる。
ここのところ、金融不安の解消につながる話題などからリスク回避の動向は後退しているようだ。
また、明日に「FOMC政策金利&声明発表」が控える点にも注意が必要。思惑やビッグイベントを控えたポジション調整なども発生しやすい。
本日のトレード用のエサ
・09時30分:豪)RBA議事録(3月3日開催分)
・19時00分:独)ZEW景況感調査
・21時30分:米)生産者物価指数&【コア】
・21時30分:米)住宅着工件数/建設許可件数
・22時30分:NY株式市場オープン
・28時15分:欧)トリシェ:ECB総裁の講演
・29時00分:英)キング:BOE総裁の講演
3月16日からの週の為替相場の焦点
▼米国の経済指標
▼NY株式市場の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼年度末・期末要因
▼FOMC政策金利&声明発表
▼G20財務相・中央銀行総裁会議明けの動向
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3月17日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・日銀金融政策決定会合(17日・18日、18日に結果発表) ・RBA議事録(3月3日開催分) ・FOMC(17日・18日、18日に結果発表) ・明日に日本と米国の政策金利発表を控える |
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08:50 | 日)第3次産業活動指数 | △ | -0.5% | -1.6% | |||||||
09:30 | 豪)RBA議事録(3月3日開催分) | ◎ | - | - | |||||||
15:00 | 日)工作機械受注【確報値】 | × | - | -83.9% | |||||||
17:15 |
ス)第4四半期鉱工業生産 [前期比/前年比] |
△ | -0.1% | -5.2% | |||||||
-4.5% | +0.7% | ||||||||||
18:30 | 英)DCLG住宅価格 | × | -11.7% | -10.2% | |||||||
19:00 | 欧)ZEW景況感調査 | △ | -12.0 | -8.7 | |||||||
独)ZEW景況感調査 | ◎ | -6.5 | -5.8 | ||||||||
21:30 | 加)製造業出荷 | △ | -6.0% | -8.0% | |||||||
加)第4四半期労働生産性 | △ | +0.2% | ±0.0% | ||||||||
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
A | +0.3% | +0.8% | ||||||||
-1.4% | -1.0% | ||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.4% | |||||||||
+3.8% | +4.2% | ||||||||||
米)住宅着工件数 | AA | 45.3万件 | 46.6万件 | ||||||||
↑・建設許可件数 | 50.5万件 | 52.1万件 (53.1万件) |
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28:15 | 欧)トリシェ:ECB総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
28:30 | 独)ウェーバー:連銀総裁の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
29:10 | 英)キング:BOE総裁の講演 | ◎ | 要人発言 | ||||||||
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FOMC明けまで様子見
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