昨日はビットコインが市場を騒がせた。ニューヨーク序盤にビットコインが急落したのだ。アジア時間では4万台であったものが、3万台の前半まで下落。これは前日に中国の規制当局が仮想通貨の取引について言及したことにもよる。
だがそもそもからして、ビットコインの足腰が弱っていたのも事実だ。それはテスラ社がビットコインでの引き受けを中止したからでもある。まだまだ単独での通貨としての地位が確立されていないを確かめたのと同様である。
ビットコインの下落はリスクオフとなり、米国株も大きく下落した。為替相場ではどのように反応するかと思っていたが、ドル売りの形で反応した。ドルの動きとしては逆向きである。ビットコインの下落によってドル円は値下がりし、ユーロドルは上がった。そしてニューヨーク時間の午後になってビットコインに落ち着きが取り戻せてきたら、ドル円は元に戻ったのである。
ビットコインの不安定さは、もうしばらく続きそうだ。そしてそれに伴うドル円の動きもしかり。よってドル円もクロス円もショートのスタンスをキープしたいと考えている。ビットコインがこれで下げ止まったとは思えないからだ。問題はどこで入るかだけである。
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