昨日の欧州市場、前日に大きく下落が進んだクロス円、ドル円のポジション調整でスタートした。ユーロ円ではニューヨーク市場のクローズ後につけた安値105.93から実に2円近くも上昇し、107円台ミドルまで戻してきた。クロス円、ドル円の下降トレンドは続いているが、みながベアに傾いているだけあって、戻す時にはなかなか強いものがある。
トレンドに沿って売って2円抜くのはなかなか忍耐がいるものだが、ショートカバーの勢いではあっさりとそのくらい動いてしまうのだから、本当に気をつけねばならない!
欧州株は反転のきっかけをつかめずに弱いままだった。ニューヨーク市場の早朝には、すでにユーロ円はまた106円台ミドルまで落ちてきていたが、アメリカの指標での反応で、私はあらたにショートにするか、ちょっとロングで遊んでみるかを決定することにした。
耐久財受注はとても悪かった。ダウ先物も1万ドルを割れてきて、ユーロ円もレートが瞬時に20ポイント下に移っていた。しかし悪い指標に耐性もできていているので、戻してくるようならば、ちょっと怖いが買ってみることにした。
106.30近辺をつけたあと106円台中盤まで戻ってきたところをロングに(@106.45)した。106.30を割れてくるようならば速攻でクローズするつもりでいたが、とりあえず106.80近辺まで上昇してきた。
あとは新規住宅販売である。悪いだろうとは思っていたが、またもや本当にものすごく悪かった。一気に私のコスト付近まで40ポイント近く下がり、あぁと覚悟を決めたが、次の瞬間にはまた106.90近辺まで逆走。
107円台まで待とうかと思ったが、もともと15ポイントアゲインストで切るつもりだったのだし、40ポイントほどをゲットしてポジションをスクエアに戻した。やはりトレンドの逆だとわかっているのに反対で攻めるのは心地よいものではない。
ついに民主党の代表選に、小沢氏が正式に名乗りをあげたようだ。日本の構造改革が今度こそ本当に進むのではないかという、政治に対する最後の期待のようなものが存在する気はする。
ただ代表選までは、ますます現政権は何もできない可能性が高くなったことだけは事実だろう。ようするにこれからの3週間は、経済対策や円高対策は次の政権に任せるということで、何も出てこないということだ。
今晩はアメリカの失業保険くらいしかないが、また50万人台でさらに増加していれば、ファンダメンタルズの悪さを再確認することになる。また米国株の午前中の動きを睨みつつ、ドル円、クロス円の戻り売りができるかどうか見たい。
少なくとも昨日は底値をつけた後に、ドル円、クロス円とも日足で陽線になっているので、ちょっと売り込みずらい局面ではある。テクニカル的にはまさに酒田五法の「下げ三法」の最中かもしれない。
日本時間 19時00分
少なくとも昨日は底値をつけた後に、ドル円、クロス円とも日足で陽線になっているので、ちょっと売り込みずらい局面ではある。テクニカル的にはまさに酒田五法の「下げ三法」の最中かもしれない。
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