金曜日の欧州市場、ついにユーロ円が108円台に突入してきた。レンジは狭かったとはいえ、それまで109円ちょうどから110円台中盤に留まってきた。それだけにいよいよ下にブレークしてきたのではないかと、さっそく私はユーロ円を108.90でユーロ円ショートのポジションをつくった。
米国市場でとくにイベントはないが、米国株が大きく崩れてくるような事があった時にポジションなしだときっと悔しい気持ちになるのは目に見えているからだ。しかしさほど下向きにもならず、109円台に乗せてくれば止めるつもりでいた。
ほどなくユーロ円は108円台前半まで大台は割れてきた。しかしすぐに押し戻されて、私にとってはちょっとフェーバーなだけの108.70近辺で米国オープンを迎えた。株は弱いスタートとなったが、より売り込まれるというほどではなかった。株が動かないので、ユーロ円は108円ミドルから後半までに落ち着いてしまった。昼間の高値109.61の少し外側となる109.70にロスカットを置き、利食いを今年の安値107.27付近となる107.40に置いていたが決着はつかなかった。
日銀が何か対策を打ち出すのでは?というウワサが先週よりずっと出続けている。今年の最安値を更新し、1994年につけた最安値である79.70も視野に入ってきているためだ。日経平均株価も今年の最安値の付近で、今までのところなんとか9000円台の大台割れを回避して踏みとどまってはいる。
しかし株安によってさらに円高に向かい、それがまた株安につながるのではないかと不安視されてもいる。たしかに日経平均株価が9000円台を割り込んでくれば、安全志向の円買いが高まって、ドル円を最安値をブレークしていくものと思われる。そこできっと金融面から、なんらかの対策が出てくるのではという期待感もあるのだろう。
本日に予定されていると言われていた菅首相と白川日銀総裁の会談も、結局は電話に留まったようだ。やはり何もなかったかという感じはする。そもそも日銀は「国内景気の回復は緩やかに続いている」というこれまで経済の見通しすら変更もしてないのに、先に対策に動くとは思えない。このためアジア市場ではリスク回避方向の軟調な状態が続いていた。
今晩もあまりイベントがない。為替市場も欧米株の動き次第となってくる。とりあえず欧州株はまあ堅調という感じで動いていて、ユーロ円は金曜日の安値近辺まで売られた後は108円台前半での小動きが続いている。あとは米国市場オープンまで待つしかない。
私としてはユーロ円が今年の安値を下回ってくれば、今晩中には無理でも、売り増して100円を目指したいところだ。逆にまた米国株が堅調でクロス円の下押しは無理そうとなり、やはりユーロ円も109円台に戻って来たら、一度撤退するつもりでいる。
日本時間 19時00分
今晩もあまりイベントがない。為替市場も欧米株の動き次第となってくる。とりあえず欧州株はまあ堅調という感じで動いていて、ユーロ円は金曜日の安値近辺まで売られた後は108円台前半での小動きが続いている。あとは米国市場オープンまで待つしかない。
私としてはユーロ円が今年の安値を下回ってくれば、今晩中には無理でも、売り増して100円を目指したいところだ。逆にまた米国株が堅調でクロス円の下押しは無理そうとなり、やはりユーロ円も109円台に戻って来たら、一度撤退するつもりでいる。
日本時間 19時00分
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