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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

クロス円の安値安定はいつまで続くか。
景気の落ち込み具合を織り込む展開へ?

2010年05月27日(木)19:33公開 (2010年05月27日(木)19:33更新)
持田有紀子

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 昨日は欧州市場がスタートしても、アジア市場に続いて様子見が続いた。欧州株は高くはじまったのだが、しょせん前日のニューヨーク市場午後の株価上昇に追いついているだけで、コア時間のうちはほとんど動きがなかった。同じように為替市場もまったく動きがでてこなかった。

 米国オープンまで私は待ちを決め込んだ。米国市場でさらに株価が上方向へ動いていかない限りリスク回避の動きが収まったということでクロス円は買っていけない。無論、下がってくるようならば売り参戦でいくつもりだった。

 耐久財受注は良い数字だったのだが、コアは予想外にマイナス。どっちにしてもインパクトなかった。すっかり市場の関心の的はユーロ圏問題になっているのだから、しかたがない。

 アメリカの新築住宅販売はかなり良い結果だったが、一昨日の中古住宅販売と同じように、4月まで延長された住宅減税がいよいよ期限切れとなったため、今回の結果は駆け込み需要という特殊要因もかなりあるはずだ。瞬間的にドル円、クロス円には買いの反応があらわれたが、その後は続かず、米国株も伸び悩んできた。むしろ来月以降にでてくる反動のほうが怖いため、リスクテークを続けられないという感じだったのだろう。

 私はユーロ円が前日につけにいった今年の安値である108.79割れをもういちどトライしにいくと踏んで、111円ちょうどで売ってみた。ロスカットはそこまでの昨日の高値のすこし外側となる112円ちょうどに置き、108円ちょうどに利食いを置いて就寝した。

 朝みると、どちらもついていなかった。ニューヨーク市場の午後は、中国がユーロ建ての資産配分を減らす方向で考えているという報道があったらしい。ユーロ売りが進み、ユーロドルはまた今年の安値付近である1.21台のミドルまで売られていた。これにともなって米国株もちょうど前日分の戻しを吐き出した格好となっていた。その割にユーロ円は109円台も割れていなかったし、クロス円は安値安定になっている感じもする。

 SEC(米国証券取引委員会)から訴追を受けていたゴールドマンサックスが和解方向という情報もあったのに、GSは全面戦争の構えという報道でニューヨーク市場クローズ後のグローベックスの米国株は一段安となった。

 ところが東京市場の株価は下がらなかった。それどころか右肩あがりに反発して欧州にバトンタッチとなった。中国当局がユーロ圏の債券保有を見直しているという報道を否定したこともあるのだろう。
 かなり予想とは違う展開になってきたので、私はコスト付近で逃げてしまった。アジア市場でのショートカバーの動きが、反動となって下向きの勢いにつながるのかどうか見物である。

 今晩も経済指標のインパクトはないだろう。メキシコ湾の原油流出の元を止める方策がようやく講じられたとはいえ、結果はまだわからないという。惨事だけはどんどん拡大していくさまによって、かなり心理的な悪影響も増しているような気がする。

 ドイツではユーロ圏支援のため、かなり国民の節約意識も高まっているようで、景気の先行きが心配される。各国の財政削減の動きもあり、危機への反応から、景気の先行き不安を慎重に織り込みにいく相場になってきているようにも見える。


日本時間 19時00分

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