昨日の欧州市場ではすでにADP雇用者数の結果待ちとなっていた。私はドル円ショートをキープ。相場が安値で張り付いているので、特にポジションを動かす理由もない。85円ちょうどを割り込んできたら、さらに売り増しを考えていた。もちろん反対に上がってしまうことも念頭に入れておかねばならないところだったが、とりあえず目の前の値動きでは85.50ですら戻せないでいる。
ずっと売り圧力しか見えてこないのだから、もし流れが反転するとしたらやはりADPなどの経済指標によってであろう。テクニカル的にはトレンドフォローとしょうしてドル売りに励むしかないのだから。
そこで考えないといけないのは、ADPは週末の雇用統計の前哨戦であるという点だ。雇用統計への関心が高い分だけ、ADPの結果によって振り回される可能性がある。おまけに本番まで2日以上も間があいてしまうのだ。その間、ADPの結果を見ながらの相場が展開し続けるのだから、馬鹿に出来ないのである。したがって私も通常であればさほどADPを重要視はしていないのだが、2日間も持っているポジションではないので、このデータには素直に従おうと心に決めていた。
結果は就業者数において、1万人ほど予想を上まわった。本来ならば10万人単位の心配をしないといけないところだが、少しでも良い材料を見つけたいところなのだろう。為替相場のほうもドルのショートポジションがたまりすぎてもいたのだろう。強烈なドルの買い戻しが起こった。
私も数字が良かったら買い戻すことにしていたので、素直に85.55で買い戻すことができた。依然としてドル円についてはベアなのであるが、この際は仕方がない。こうなってくると金曜日まではドルの買い戻しが続く可能性のほうが高まってきたので、しばらくはドルを売らないことにする。
ポジションもなくなったので、米国株が始まる前に早々に寝込んだ。朝みるとドル円は86円台まで戻し切っており、まだ買いたらないようにも見える。ISM非製造業も良かったために、余計にドルの買い戻しが炸裂してしまったようだ。まあ今晩はちょっと休もう。しかしドル円の日足で見ると、5月初旬の急落から引いた下降トレンドの上限が87円台に位置している。とりあえずその辺まで戻っても驚かないという態勢でいようと思う。
ドル円の戻りがどこまでかを見極めてから、再び雇用統計で勝負しようかと考えている。今夜のイベントとしてはヨーロッパの金利会合があるが、政策金利をいじるわけでもないし、無視することにしよう。
日本時間 19時00分
ドル円の戻りがどこまでかを見極めてから、再び雇用統計で勝負しようかと考えている。今夜のイベントとしてはヨーロッパの金利会合があるが、政策金利をいじるわけでもないし、無視することにしよう。
日本時間 19時00分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)