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ポール・サイ
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

英CPIの高さでポンド利上げ期待が再燃、
予防的な緩和は早いが時間軸のズレ気になる

2021年11月18日(木)16:02公開 (2021年11月18日(木)16:02更新)
持田有紀子

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 昨日はアジア時間でドル高が進んだ。ドル円は115円台に乗せようとする寸前まで吹き上がり、ユーロドルは1.13台割れのストップロスが誘発して1.1264まで瞬間的にも突っ込んだ。いくら欧米の金融当局がインフレが一時的なものであると公言しても、目の前で起こっている生活物資の高騰や可処分所得の減少には、次第に目を潰れなくなってきている。

 だから市場との対話もなされないままに、ドル金利の先高感だけが先行する結果となってしまっている。イギリスのCPIが10年ぶりの高水準となったのも、金融当局者のいうことは当てにならないという裏付けを与えることとなった。

 しかしニューヨーク時間では、ドル金利は低下した。住宅関連の経済データが予想を下回ったこともあるが、バイデン政権が石油製品の価格上昇が卸売業者と流通業者の売り惜しみも関係しているのではないかということで警告を発することとなったのも、市場に暗い影を落とした。

 ドル円は113円台に突っ込むほどのドルロングの調整が起こった。朝までドル円は114円台の前半でステイしていたのは、前日のアジア時間で見慣れたレベルと比較するとすごい落ちた感じがするのである。

 しかし利下げをするときは予防的にといって毅然と利下げをするのとは対照的だ。何も起こっていないのに、対中貿易交渉でもめることがあったらということで75ベーシスの予防的利下げをした。中国との第1弾の合意ができても、それを元に戻すことはせず、コロナ感染の拡大が迫ってきてアナザー150ベーシスも利下げした。

 GDPが以前の水準に戻ったというのに、いまだに正常化としょうして元の水準にすら戻していない。225ベーシスの英上げをやって、やっとニュートラル。インフレも実際に確認してから利上げに動くのではなく、まずは利上げをしておいて様子見をするのが教科書的な対応だろう。

 そして当局がいうように「一時的なもの」で合ったことが確認できたら、その時点で金利を元の水準に下げればいいのだ。利上げに関しては予防的にも実際的にも行えないのだとしたら、金融政策は市場との対話で行っているというよりも、株価を高いままで維持しておくためにやっていると言われても仕方のないところだ。

日本時間 15時30分

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