相場も政治も一寸先は闇。
ヨーロッパ情勢にまだ不安あり

 
 みなさん、こんにちは。しっかり生き残っているでしょうか？

 ５月のＦＸの取引量が大きく伸びたという記事が日経新聞に載っていましたが、ロスカット（逆指値）が大量に起きて取引量が増えてしまったのではないかと心配しています（「５月のくりっく365は前月比155％の大幅増。大証ＦＸは市場開設来最高の取引量に！」を参照）。

 相場が大きく動くことはチャンスですが、逆にリスクでもあります。安全に取引するためには、値動きが荒くなってきたときは短期売買に徹し、脇をしっかり締めておくことが重要です。

■欧州以外の好材料でしばらくは株高＆円安となりそう

 さて、相場ですが、基本的な構図は変わっていません。

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：世界の通貨 ｖｓ 円 日足）

 ヨーロッパ情勢はまだまだ不安いっぱいという状況ですが、一方で、他の国の景気はしっかりしています。ヨーロッパのニュースも立て続けに出てくるわけではありません。

 しばらく、ヨーロッパのニュースがなりを潜めている間に、他の国の好材料が出て株高＆円安になり、それが少し続いていよいよトレンドになるかという期待が出てくると、また、ヨーロッパの悪いニュースが出て腰折れしてしまう。

 こんな相場展開になるのかなというイメージを持っています。

■イライラしながらトレードするのはよくない

 以前もお話したことがあるかもしれませんが、予想をするということとトレードをするということは、ちょっと違います。

 予想するだけの人は、それが外れても、少し経てば風化してしまいますが、トレードをしている人は、損失が厳然として残ってしまいます。

 自分のお金を守ることができるのは自分自身です。戦略をしっかりと練って生き残ってください。

 私は正直、あまりに忙しいため、好きなトレードが思うようにできないことで少しイラついています。しかし、このような感情で乱暴にトレードをすると、大きな損失につながってしまいます。

 自分の置かれた環境の中で、いちばんよいと思うやり方を見つけることが重要だと思っています。

 それにしても、相場も政治も一寸先は闇ということでは一緒だなと感じる最近です。

 ではまた！