■急浮上したオバマショック&中国の融資規制厳格化
この1週間は、いろいろな材料が出てきました。
まずは、何といっても「オバマショック」です。
オバマ米大統領は、金融機関にさまざまな規制を導入すると発表しています。その狙いは2つ。
1点目は、銀行がハイリスクな業務をあまりできないようにするというもの。具体的には、金融機関がヘッジファンドを運営したり、ヘッジファンドに投資したりできないようにすることなどが挙げられます。
さらには、銀行の自己売買まで禁止するとありますが、これはちょっと極端すぎると思います。もちろん、ある程度の規制は必要だとは思いますが、あまり極端にならないようにするべきだと私は思います。
2点目は、あまり銀行を肥大化させないようにすること。具体的には、負債の金額を抑えて、バランスシートを膨れさせないようにするということです。
当然、金融界はこれに対して猛反発。これが実現するかはまったく不透明です。
また、中国で融資規制が厳格化してきているという観測から、中国の資本市場が崩れてきています。これも極端にやると大きな後遺症を残すので、慎重にやることが大事です。
■米国の住宅統計が再び悪化! ショックは大きそう
そして、もう1つの不安材料が…
それは、アメリカの住宅市場です。
この間に発表された米国の中古住宅販売も、新築住宅販売も、前月比で大きく落ち込んでいます。
米国の住宅指標
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
それまでは回復基調でしたが、反転してしまったショックは大きそうです。
■ユーロ/米ドルの戻り売り戦略がおススメ
これで、株価が弱くなってきているわけですが、当面もたつきそうです。為替市場も混とんとしてきました。
そのような中で、やはり個人的には、ユーロ/米ドルの戻り売り戦略に安心感がありそうだと思っています(「信じられないギリシャの国家的粉飾!ユーロ安は必至、値ごろ感での買いは危険」を参照)。
それまでは回復基調でしたが、反転してしまったショックは大きそうです。
■ユーロ/米ドルの戻り売り戦略がおススメ
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そのような中で、やはり個人的には、ユーロ/米ドルの戻り売り戦略に安心感がありそうだと思っています(「信じられないギリシャの国家的粉飾!ユーロ安は必至、値ごろ感での買いは危険」を参照)。
ユーロ/米ドル 1時間足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足)
アメリカが悪くなっても、それ以上に欧州は問題が多いからです。
しかし、連日、目まぐるしく材料が出てきますので、できるだけ短期の戦略を考えたほうがよいのではないでしょうか?
アメリカが悪くなっても、それ以上に欧州は問題が多いからです。
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