FOMCでは予想通りの50ベーシスの利上げであった。問題は次回以降の利上げのペースであった。それについてパウエル議長がどのような見解を示すかに注目が集まった。会見は生で対面形式でやっていて、質問する記者ももうマスクは誰もつけていない。そうした経済活動の復活を感じさせる中で行われた会見であった。
パウエル議長はインフレを心配はしてるものの、それに追いつくために利上げのペースを速めることは考えていないと発言した、つまり次回の75ベーシスの利上げは拒否されたと言うことだ。
これによって織り込み過ぎていたマーケットは反動の動きとなった。ドルの金利は短期も長期もやや低下。それにともなってドル相場も軟化の道をたどった。米国株は今年最大の上げ幅を記録している。ドル円は128円台まで降下し、スピード調整を余儀なくされている。ゆくえを見極めたいところだ。
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