米国株はウィークリー・ロスを続けていたものが戦前の大不況以来だと言うことだったので、週の終わりがどうなるのかに関心が集まった。しかし週央からは株の買い戻しも強まってきたので、週足で陰線を形成する見込みが少なくなってきた。
底打ちを先取りする形で、先週の金曜日の米国株は大幅高を演じることとなった。もちろんあくまでテクニカルな話しなので、ここで株価の底を打ったのかどうかは不明なのではあるが。
次に気になるのは、5月の月足である。セル・イン・メイの通りになるのかどうかだ。米国株の代表であるS&P先物は先週の終値の段階で、すでに陽線ゾーンにまで値を戻してきている。5月に安いところをやったと言うことで、当面の達成感は得られることにつながる。つまり6月からのサマーラリーの好材料にされるかもしれないということだ。
肝心の為替相場はあまり動かなかった。ドル円もユーロドルも100ポイントの動きは出ず。私もいったんはユーロドルをショートにしてみたのだが、あまりの動かなさにポジションキープを断念l。ニューヨーク市場での参加者が少ないというのもわかっていたはずなのに、無駄な時間を過ごしてしまった。
今週は週の後半にイベントが多い。逆に言うと、それまでは様子見姿勢が強まる。ドル金利に関する発言で一喜一憂する局面が続くのではないか。少しずつユーロドルのショートを作っておきたいところなのだが。
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