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今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

米ドル/円は、1米ドル=140円を目指して
上昇する環境が整った! まだまだ上昇する
可能性があると考える、3つの理由を解説!

2022年06月30日(木)11:32公開 (2022年06月30日(木)11:32更新)
今井雅人

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米ドル/円は、東京市場での日本の実需の「米ドル買い・円売り」フローが下支えとなって上昇している可能性が高い

 今回は、米ドル/円がまだまだ上がる可能性が高くなってきた3つの理由について、話をしたいと思います。

【参考記事】
米ドル/円は最低でも140円、1998年高値の147円台後半や、150円が目標になる可能性も。米ドル/円の買いポジションをキープ!(6月23日、今井雅人)
米ドル/円は、147.66円の1998年8月高値がチャート上の上値目標に。資金管理に気をつけながら、さらなる円安方向で勝負したい(6月9日、今井雅人)

 まず1点目は、最近の日々の東京での実需の動きです。

 私は、日々、東京市場で日本の実需がどういう動きをしているかをチェックしています。日々、輸入、輸出、資本などが取引をしていますが、総合してみると、かなり米ドル買いの方が多く出てきています。

 こういう取引は、トレードの売り買いと違って、買い切り、売り切りの玉(ポジション)ですので、徐々に積み上がっていき、中長期的にみると、根雪のように積みあがって相場に影響を与えることになってきます。

 今回の、こうした日々の米ドル買い・円売りのフローが下支えし、米ドル/円の上昇の原因となっている可能性が高いということです。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

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投機筋は直近で円の売りポジションを縮小。米ドルを買う余力が増し、米ドル/円をさらに上昇させる要因にも!

 2点目は、投機筋のポジション動向です。

 いつもよくチェックしているIMM(国際通貨先物市場)のポジションなのですが、米ドル/円が上昇しているにもかかわらず、ここ2~3週間で米ドルに対する円のショート(売り)ポジション、つまり米ドル/円のロング(買い)ポジションが減少していることがわかります。これは、非常に興味深い現象です。

IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)6月14日時点
IMM(国際通貨先物市場)のポジション状況(米ドル/円)6月14日時点

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移

 IMMの投機的ポジションというのは、CTA(商品投資顧問)などの短期トレードをする投資家がよく使いますので、投機的なトレーダーがどういう動きをしているかを見るのに、とても参考になります。

【参考記事】
米ドル/円は最低でも140円、1998年高値の147円台後半や、150円が目標になる可能性も。米ドル/円の買いポジションをキープ!(6月23日、今井雅人)

 今回、米ドル/円が上昇しているのに、米ドルに対する円の売りポジションが減少しているということは、実需や長期投資の方から米ドル/円の買いが出てきていて、短期スペックは利食いに入っているということが推測されます。

 短期の米ドルのロング(買い)ポジションが減少しているということは、投機的な方面からの米ドル買い余力が増えているということですので、さらなる上昇余地が出てきていると考えることができます。

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パウエルFRB議長は景気後退のリスクよりもインフレの長期化を懸念。米ドル高を歓迎するような発言もあり、米ドル売り・円買い介入は困難

 3つ目は、パウエル発言です。

 FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長はECB(欧州中央銀行)が開催した年次フォーラムで、非常に興味深い発言をしています。

 『FRBの金融政策は行きすぎることは有り得るか』という質問に対して「イエス」としたうえで、「それよりも大きなリスクは、インフレを沈静化するための行動が足りなくなることである」と発言しています。

 つまり、利上げをし過ぎて景気が落ち込んでしまうリスクより、十分に金融引き締めをしないことでインフレが長期化してしまうことの方が問題であると言っているわけです。

 この発言で、今後も金融引き締めはかなり本格的に進むことがわかりました。

パウエルFRB議長

パウエルFRB議長は利上げをし過ぎて景気が落ち込んでしまうリスクよりも、十分に金融引き締めをしないことでインフレが長期化してしまうことの方が問題と発言。今後も米国の金融引き締めは、かなり本格的に進むだろうと今井氏は指摘する (C)Bloomberg/Getty Images News

 さらに、パウエル議長は最近の米ドル高に対して、「米ドル高はディスインフレ的である」と発言しました。米ドル高はインフレを抑える効果があるということで、米国にとって米ドル高は歓迎すべきことであると、暗に言っているように聞こえます。

 これは、以前からお話ししていますが、米国が理解してくれない限り、日本政府は米ドル売り・円買いの介入はできません。

 やはり、介入の実施はかなり困難である、と言わざるを得ないと思います。

 また、パウエル議長は「米ドル高に我々は責任を持たない」とも発言しています。これは、日銀とまったく同じスタンスです。為替相場は政府の所管であり、中央銀行は関係ない、そして、金融政策は物価のコントロールのために行なっているものであり、為替相場のために行なっているものではない、ということです。

 以上、3つのポイントをご紹介しましたが、これで益々、米ドル/円は上昇する環境が整ったと感じています。1米ドル=140円を目指して上昇を続ける展開が見えてきた、と考えています。米ドル/円のロング(買い)方針を、そのまま維持していきます。

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView


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