昨日のマーケットはその前日と比べて、完全に逆転・修正の場となった。ドル金利は激しく低下したがが、これは目先の金融引き締めよりも、その先にある景気後退を意識した動き。2年債から10年債に至るまで、長期債とよばれるものの利回りはきれいに3%の大台を下回ってきた。それによってドル相場は軟化し、ドル円やユーロドルも年初来の高値圏からちょっと後退した。
米国株はニューヨーク序盤で大きく下げて始まったが、ドル金利の低下がサポートとなって次第に値を戻していった。前日比で下げて終わったものの、大幅安からの離脱だったのだから株価は堅調だったといえよう。
ニューヨークオープンまでにはユーロドルは1.03台をやっており、私も喜んでショート攻めをしたいところであったが、なにぶんにも年初来の安値水準である1.0350が控えている。これが強いサポートとしてワークしているかもしれないと思うと、安易にショートに振れなくなる。
下割れしてから売り込めばいいやと考えて、1.0389でスケベ・ロングにしてみたほどだ。ユーロドルが上がっていくとイメージはまったく持っていなかった。ただ売り場ではないと考えているので、ロングにするしかない。そうした消極的な発想だ。
うまい具合に日付の変わる頃には1.04台のミドルまで戻ってきたので、そこでいったんは利食い売り。自分のビューとは違っているので、ロングで儲かっても、あんまり嬉しくもない。そして興奮もない。
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