昨日はアメリカが独立記念日のため、マーケットはお休みだった。だから市場は参加者が少なく閑散としており、相場もコアレンジを変えることはなかった。材料も大きなものはなく、ウクライナ東部が完全に占拠されたとはいえ、これはほぼ想定通りのことだ。
KDDIが不具合で通信途絶となり、月曜日からの謝意活動の再開に間に合うのかと心配されたが、今までのところ大きな混乱は起こっていないようである。
ドル円は週明けの134円台を脱し、そこからまた騰勢を強めだしてきている。ユーロ円の140円というのが、うまい具合にストロングなサポートとしてワークしたことになる。いましばらくはクロス円の堅調な展開が続きそうだ。ドル円も134円から137円台の間で動くことになろう。特殊な材料もないので、その両方のバウンダリーを越えることはなさそうだ。
マーケットの注目点は週末の雇用統計よりも月末のFOMCのほうに向かっている。雇用統計がどう出ても、それが金融政策に影響を与えそうにないからだ。むしろ月末の利上げが50ベーシスか75ベーシスかは、雇用統計の後のインフレ指標や小売り関連のデータを見てからということになる。
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