雇用統計の結果は労働市場の逼迫感のルージングを示す内容となった。就業者数は15万人の増加となって予想を下回り、前回のような予想の2倍になるようなこともなかった。また失業率も0.1ポイントの悪化となって、これも景気の過熱感を冷ますことが効いていることを裏付けるものとなった。
そして肝心の賃金インフレを見ていく上での重要な平均時給だが、これもプラス0.2%となってうまい具合に予想を裏切ることとなった。どの項目もそろって市場が期待している形のものとなった。そしてマーケットでは警戒感が溶けて安心感が拡がった。
ドル金利の低下とともに、米国株は大きく買い進まれた。債券相場も上がっているのではリスク相場ではなかったが、ニューヨーク時間の午後になると債券価格は下落を始め、リスクオンの形となり、米国株も一段高した。
ドル円は雇用データの発表直後に素直に反応。150円の大台を割り込んだ。しばらくはドルの買い戻し方向に動きそうな雰囲気を醸していたのだが、やはり材料が材料だけにドル円は149円台の前半まで差し込んだ。
しかし本格的に米経済がスローダウンしてFEDも利下げに追い込まれるならば、ドルの下げはこんなものではないだろう。まだまだドルの下げは中途半端であり、スローダウンと言うにはまだ期待先行だけだという証拠なのだろう。今週は経済イベントが少ない。米国債のクオーターリー・リファンディングがあるが、先週は長期金利が低下してしまったので、あまり市場の関心は高くない。
日本時間 15時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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