昨日の欧州時間は、スペインの格下げの話しでスタートした。前日はベルギーだったが、ユーロドルは1.33台から下落するにはしたが、1.32台の後半までだった。この程度の話題ではマーケットは完全に慣れっこになっていて、あまり反応もしないというところなのだろう。しかし、私は朝につくったユーロドルのショート(ロスカット@1.3390)ポジションをキープしていた。
FOMCの結果を受けても、アメリカの債券価格は下落していたということから、ドル買い方向に動くという思惑でのポジションだ。ロスカットはポジションを作った1.3370より20ポイントだけアゲインストという、だいぶキツめなものだ。だが、なにしろユーロドルは、FOMC前には1.35ちょうど近辺まで今月の高値も更新して上昇していたくらいだ。上方向へ動く場合の巻き戻しも怖いし、買い戻されてもまた入りなおせばよいというつもりで、FOMCの声明後の戻り高値の少し外にロスカット注文を置いていた。
欧州市場がランチタイムに向かう頃、下攻めに失敗し、1.33台ミドルを超えられなかったユーロドルは1.3380近辺まで戻してきた。あーあ、やはりロスカットはついてしまうのか…。そう思って見ていたが、今度は私のコスト付近で足踏みし続けていた。いろいろとアメリカの経済指標は出て、良いものもあったが、マーケットはあまり反応せず。前日のFOMCであまり寝ていなかったので、さっさと寝ることにして、いちおう利食いも1.31台後半で出しておいた。
早朝に見ても、またもや!どちらもついていなかった。ユーロドルは1.32台前半にまで下落していたのでフェーバーではあった。なにより今のマーケットのキーになっている米国の債券価格も、また下落していたことが大きそうだ。アジア時間はずっと1.32台前半での小動き。とりあえずポジションはクローズすることにした。
昨日のギリシアからは、暴力沙汰のゼネストの映像なども流れていた。マーケットではもはやギリシャ発のゴタゴタくらいでは全く動かなくなってしまったが、個人的にはEUのゆくえ、そして国家とは、などなどいろいろなことを考えてしまう~。ともかく EU首脳会談を前にした動静なども伝わってくるので、今晩も要人発言などには注意はしておいたほうがいいだろう。
アメリカでも住宅着工やフィリー指数など、今晩も重要なイベントが予定されている。しかしこのところのマーケットからすると、良くても悪くても、あまり反応は出て来ない可能性のほうが高い。今晩も少し気楽に流して、明日の朝、ニューヨーク市場全体の動向から、どうアクションするかを決めようと思っている。基本的にはまだドル買い圧力は強いと思っているので、ドルを買っていけるかどうかを見極めることになるのだろうが。
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